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名城「鬼門」府立体育館で初防衛戦突破だ

- 初防衛戦を前にトレーニングする王者名城
WBA世界スーパーフライ級王者名城信男(25=六島)が「鬼門」を突破する。同級13位エドゥアルド・ガルシア(26=メキシコ)との初防衛戦(12月2日)の会場となる大阪府立体育会館は、ここ20年で日本ジム所属選手が世界戦で5勝11敗1分けと大きく負け越している。だが、名城にとっては2戦2勝とゲンがいい。28日は挑戦者が大阪市内で練習を公開。名城陣営は元スパーリングパートナーの弱点を再確認し、初防衛に自信を深めた。
名城が「鬼門」に真っ向から立ち向かう。過去20年の世界戦で5勝11敗1分け。井岡弘樹がグリマンの前に東洋初の3階級制覇を阻まれ、辰吉丈一郎がサラゴサの前に判定で涙をのんだ。日本ジム所属選手には嫌な数字が残る会場だが、名城は突破する自信がある。
「好きな会場ですね。いいイメージがあります」。むしろ思い出深い幸運の場所ととらえている。
「府立」で初めてリングに立ったのは04年8月のプロ5戦目。本田秀伸(グリーンツダ)相手に番狂わせを起こして世界ランク入りした。初メーンで登場した05年11月には、世界挑戦者決定戦でプロスパー松浦(国際)に判定勝ち。2戦2勝と相性がいいだけに、一気に壁を突き破るつもりだ。
この日はガルシアが六島ジムで練習を公開した。かつてのスパーリングパートナーを視察した藤原俊志トレーナー(32)は「悪いクセが直っていない」と弱点をすぐに見破った。
「パンチを引く時に左足も引くため、両足がそろう。それで横に移動できないから、真っすぐ下がるしかない。名城が下からパンチを打てば崩れやすい」。
この挑戦者対策に用意したのが、右ボディーストレートだ。両足がそろって重心が高い相手にはもってこい。新たな武器が通用することを確認した同トレーナーは「名城には『何も変わってないよ』と伝えます。怖いのは油断だけですね」とニンマリ。会場につきまとう嫌なデータも、あっさり吹き飛ばしそうだ。【大池和幸】
[2006年11月29日10時37分 紙面から]
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