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徳山、長谷川戦のために王座返上

 WBC世界スーパーフライ級王者徳山昌守(32=金沢)が2階級制覇に向けて、王座の返上を決めた。徳山と会談した金沢英雄会長(49)が5日、日本ボクシングコミッション(JBC)に返上の連絡を入れた。6日にJBCに文書で通達する。徳山は1階級上のバンタム級に上げて現役を続行する方向。挑戦状を手渡したWBC同級王者長谷川穂積(25=千里馬神戸)とのビッグマッチ実現を目指す。

 徳山がついに王座返上を決意した。所属ジムの金沢会長と会談し、2階級制覇を目指してベルトを返上することになった。この日JBCにその旨を伝えた金沢会長は「長谷川との試合を目指すということ。来年4月にやりたい」と説明した。世界王座を返上しての現役続行なら、国内ジム所属選手で初めて。熱望する長谷川戦実現に向けて、具体的な行動に出た。

 徳山は2月の初防衛戦後は実戦から遠ざかり、PRIDEからオファーを受けるなど進退で揺れた。5月には金沢会長からビッグマッチの提案を受けて決断していた引退を撤回。相手を亀田興毅(協栄)や長谷川に限定した現役続行を表明した。9月には長谷川陣営の千里馬啓徳会長が、金沢会長に対戦を打診。先月13日の長谷川の3度目の防衛戦後に控室で挑戦状を手渡し、試合が決まれば保持する王座を返上すると明言した。

 同階級での現役を続行するなら、来年1月3日のWBC暫定王者ミハレスと川嶋の勝者との統一戦が義務づけられていたが、王座返上により、次の相手を長谷川戦に絞って交渉を進める姿勢を明確にした。

 ただ、クリアすべきハードルはある。長谷川は徳山戦拒否の姿勢を打ち出している。この日も徳山の王座返上を聞き「来年(徳山と)試合をやることは100%ない」と断言。「再来年なら心境が変わっているかもしれない」としたが、夢の米国進出を優先させたい意向を示す。まずは戦う本人の気持ちを動かすことが必要になってくる。

[2006年12月6日12時21分 紙面から]

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