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武蔵の相手はビョン様の親友だった

 大みそかDynamite!!(京セラドーム大阪)に「ビョン様の親友」が参戦する。K-1ヘビー級の日本人エース武蔵(34)と韓国の元砲丸投げ王者ランディ・キム(31)の対戦が15日、発表された。会見場では韓流スター俳優イ・ビョンホン(36)からキムへの激励ビデオメッセージが流された。格闘歴はたった3カ月。今回がプロデビュー戦となる。武蔵は勝って当然の重圧の中で、進退をかけた一戦に臨む。

 格闘技界にも「韓流」が押し寄せてきた。キムは本家韓流ブーム四天王である「俳優イ・ビョンホンの親友」というから、まさに「韓流戦士」。共通の知人を介して知り合い、以来、何度も食事をともにする関係だという。

 ビョン様を「兄貴」と呼ぶキムは「来日する前には『やるからにはいい試合をして』と激励された」という。この日の会見場ではビョン様から「勝負より印象に残る試合をしてほしい」というビデオメッセージまで流された。

 格闘歴はわずか3カ月。「韓国の元砲丸投げ王者」という触れ込みで、今年8月から大阪の正道会館で、母国の後輩でK-1戦士の崔洪万に1日3時間、キック、パンチの猛指導を受けてきた。砲丸投げの現役時に128キロあった体重を、110キロに絞った。しかし、今回がプロデビュー戦。谷川イベントプロデューサーが「(武蔵は)負けたらどうしようもないでしょう」というほど、本物のファイターとしては未熟に違いない。

 それでも、強気な姿勢は崩さない。

 「K-1にはいろんな技術が必要だが、パワーは誰にも負けない自信がある。武蔵は100試合以上の経験があると思うけど、僕にも勝つチャンスはある。勝ち続けて、いつかは兄貴(ビョン様)を会場に呼びたい」。

 話題性は十分なだけに、万が一、K-1の日本人エース武蔵から金星を挙げれば…。「兄貴」に負けないサクセスストーリーを夢見て、キムは大みそかのリングに上がる。

[2006年12月16日12時0分 紙面から]

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