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中西太さんもうなった立川氏の打撃

 拓大紅陵からロッテ入りした1年目の94年春、立川の打撃を見た中西太ヘッドコーチは「腰が座っているし、バットスイングも速い。松井に匹敵する素材」とうなった。恵まれた体から遠くへ鋭い打球を放ち、ゴジラ松井クラスのバッターになる、と期待された。

 しかし、背筋痛や腰痛、ひざの痛みなど、度重なるケガに泣かされた。素直で純粋な性格も災いした。素質の高さを認める首脳陣や評論家から入れ替わり立ち代わり打撃指導を受け、すべてを受け止めようとして自分を見失ってしまうことがあった。

 現役時代を知る関係者は「格闘技に挑戦と聞いてビックリ。ケガに泣かされることが多かったから」と驚いた。不完全燃焼に終わった野球に別れを告げ、心機一転、新しい世界に挑む。

[2007年2月8日8時54分 紙面から]

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