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永田が4年ぶりIWGP王座奪回/新日本

- 4年ぶりにチャンピオンに返り咲いた永田は、ファンとともにポーズ(撮影・岡潤一)
<新日本:大阪大会>◇13日◇大阪府立体育会館◇5700人
新日本の永田裕志(38)が4年ぶりにIWGPヘビー級王者に返り咲いた。13日の大阪大会で、王者棚橋弘至を23分34秒、岩石落とし固めで破った。03年の前回王座陥落後は挑戦機会もなく、こびりついた「天下を取り損ねた男」というレッテルをようやく返上。かつて史上最多10度の防衛を果たした「ミスターIWGP」は新日本マットを“永田色”に染めて、今度こそ正真正銘の「天下」を取るつもりだ。
黄金のベルトを掲げると、永田コールは新日本コールに代わった。10度も防衛したタイトルを4年ぶりに取り戻した。「うれしいやら、ベルトが重いやら。前回は余裕がなくて感じることがなかった充実感があります」と感慨深げにベルトを見つめた。
死闘に勝った。容赦ない張り手、エルボーを打ち合うケンカファイトで、何度も瀬戸際に追い込まれた。棚橋のドラゴンスクリューに右ひざを破壊され、自慢のキックも威力半減。それでも無傷の左足で強烈なハイキックを見舞った。最後はここ一番の必殺技・岩石落とし固めで決めた。
王座から陥落した03年5月以来約4年間も挑戦権すら与えられなかった。「もらえなかったと言うより、つかめなかった。若い選手をサポートする役割など『会社のため』と思ってしまった」と振り返る。
04年10月9日の両国大会、長州力に「天下を取り損ねた男」とののしられて、ハッとした。「オレは本当に取り損ねたのか? 取っていたんじゃないのか? そもそも『天下』って何だ?」と2年半、自問自答を繰り返した。結論は「もう1度頂点に立って、証明すること」。もう「会社のため」なんか、思わない。純粋に強さを求めた若手時代のギラつきを取り戻した。
この日はリングサイドから中西の厳しい視線を浴びた。真壁にも挑戦を表明された。
「これから、いろいろな相手が挑戦してくるだろう。前回はそれがプレッシャーだったが、今は楽しみで仕方がない。それで新日本のリングが活性化するなら、それが天下を取ったことになるのかもしれない」。
空白の4年間が永田を変えた。強く、デカくなった「ミスターIWGP」が今度こそ新日本のど真ん中に君臨する。【来田岳彦】
[2007年4月14日9時43分 紙面から]
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