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亀田大阪がい旋試合「23秒以内に倒すで」

計量を終えた亀田興毅(右)はオガーに強烈なメンチを切る(撮影・岡潤一)
計量を終えた亀田興毅(右)はオガーに強烈なメンチを切る(撮影・岡潤一)

 WBA世界フライ級1位の亀田興毅(20=協栄)が「亀田家最速KO」を狙う。23日の東洋太平洋ライトフライ級2位イルファン・オガー(19)とのノンタイトル10回戦を前に、22日は大阪市内で計量に臨んだ。亀田は計量を1発パスすると、約1年ぶりにメンチ切りを復活。二男大毅(18)が持つ「亀田家最速KOタイム」と同じ23秒間にわたって相手を威圧し、その時間内のKOを誓った。

 亀田はおもむろに左手を差し出した。オガーをにらみ、拳をギュッと握りながら、顔と体をグイと寄せた。計量会場に殺気が漂う中、時間が過ぎる。1秒、2秒…23秒後。危険を感じた父史郎氏(42)が思わず止めに入った。

 「気合入ってるわ。亀田とメンチはセットやろ。オヤジが止めへんかったら、そのまま行っとったで」。昨年5月のファハルド戦以来1年ぶりにメンチ切りの封印を解いた。勢いに乗って亀田節もさく裂。メンチ時間内のスピードKOを誓った。

 「23秒? チャンスがあれば狙っていく。開始ゴングから1秒でも早く倒すよ。相手は年下やから。下から上がって来ようとするヤツは、きっちり倒さなアカン。力の違いを見せるよ」。

 23秒より速い決着なら、大毅のデビュー戦のKOタイムを更新する。ここ9カ月間は不本意な判定試合が続いていただけに、4試合ぶりのKOで元世界王者の実力を見せつける。年内のWBC王者ポンサクレック(タイ)挑戦を視野に入れるだけに、モタついてはいられない。

 フライ級転向2戦目となる地元がい旋試合。計量はリミットを300グラム下回る50・5キロでパス。しかもサングラスとネックレスをつけたまま余裕でクリアと、調整は順調そのものだ。「今までは闘犬が雑種かトイ・プードルみたいになってた。頭もモジャモジャやったし。闘犬は闘犬らしくいくで」。22日に42歳の誕生日を迎えた史郎氏のためにも、亀田家最速の秒殺を狙う。【大池和幸】

[2007年5月23日9時17分 紙面から]

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