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和毅スパーにSフライ世界4位河野名乗り

 現役日本王者が「打倒亀田兄弟」に名乗りを上げた。日本スーパーフライ級王者でWBA世界4位の河野公平(26=ワタナベ)が26日、亀田兄弟の父史郎氏(42)が公募した三男和毅(ともき、15)のスパーリングパートナーに立候補すると宣言した。和毅に「勝利」すれば、賞金100万円と、長男興毅(20)と二男大毅(18)の対戦相手の最有力候補になる。6月2日の初防衛戦(東京・後楽園ホール)をクリアすれば、亀田兄弟を標的に定める。

 「打倒亀田」のチャンスは逃さない。和毅のスパーリングパートナーに立候補した河野は「絶対に戦いたい。天才とか騒がれてますから」と闘争本能をむき出しにした。史郎氏がスーパーフライ級以下の日本人世界ランカー、日本王者を公募したという新聞記事を見て決断した。

 最大の狙いは興毅と大毅だ。史郎氏は17日に「和毅を倒す選手がいたら実力を認めるし、お兄ちゃんたちと日本人対決や」と明言した。「自分の力を試す意味でも、どちらともやりたい」。昨年3月と5月には大毅とスパーリングをこなした。「下半身がしっかりしていてパンチ力があった」と実力は認めるが、勝つ自信はある。

 亀田兄弟と対照的に知名度は低い。東亜学園高の陸上部で駅伝メンバーから漏れて、3年時にボクシングに転向。00年11月22日、20歳の誕生日前日のプロデビュー戦は判定負けし、涙を流した。日本王者となった今も調布市のマッサージ店でバイトに励む苦労人だ。

 戦うメリットは大きい。和毅のスパーリングは興毅、大毅の前座として全国放送される。知名度アップにうってつけの上、スパーリングの「賞金100万円」は、日本タイトル戦のファイトマネー並み。「なかなかもらえない金額ですから」とニヤリと笑った。

 この日は6月2日に同級3位三枝健二(新開)と行う初防衛戦に向けたスパーリングを公開した。秋にはWBA同級王者ムニョス(ベネズエラ)への挑戦も視野に入れる。「すべては初防衛戦に勝ってからですから」。打倒亀田、世界王者…。大きな夢を手繰り寄せるため、是が非でも日本タイトル戦をクリアするつもりだ。【田口潤】

[2007年5月27日10時16分 紙面から]

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