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池原、世界戦へ園児から寄せ書きマント

 愛のベルトとマントで世界を獲る! 来年1月にWBA世界バンタム級王座に挑戦する同級4位池原信遂(31=大阪帝拳)が12日、大阪市内の所属ジムで、2人の愛息が通う保育園児お手製のチャンピオンベルトと、寄せ書き入り応援旗をプレゼントされた。感激した池原は応援旗をマントにして、入場することを検討。同級王者ウラジミール・シドレンコ(31=ウクライナ)を倒し、本物のベルトを巻くことを誓った。

 腰に巻かれた金色の紙ベルトは、本物以上に輝いていた。世界初挑戦まで残り1カ月をきった池原に、強力な援軍出現だ。「がんばってください!」。ジムに響いたのは長男優翔(ゆうと)くん(5)と二男大翔(ひろと)くん(3)が通う、たつのこ保育園(大阪市)の園児23人の声。瞳を輝かせながら“自信作”をプレゼントされ、池原は「がんばってチャンピオンになるので、応援してください」と宣言した。

 「池原さんちのパパ」が「プロボクサー池原」になったのは昨年1月。元世界王者メッグンを倒し、世界ランク入りした一戦を保育園関係者が目にした。いつも自転車の前後に愛息2人を乗せて送迎し、10月の運動会では裏方仕事を率先してこなした。そんな姿に、同園の中面谷俊宏園長(37)が「子ぼんのうな池原さんを、なんとか応援したい」と発案。「金のベルト」は先月末から2週間かけ、ちっちゃい手でこつこつと作られた。

 すき間がないほどのメッセージで埋まった応援旗も贈られた。池原は「ガウンは着ないつもりだったけど、これはいいですね」と応援旗を「寄せ書きマント」にして、入場するつもりだ。中には「やっとつかんだチャンス!! 絶対ベルトとってね ゆうと・ひろと・ママより」と家族のメッセージも書き込まれていた。入門13年。練習生からはい上がった苦労人が、リングの上でちびっ子のヒーローになる。【近間康隆】

[2007年12月13日10時34分 紙面から]

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