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井筒監督、変わり身早い慎太郎都知事批判

「パッチギ!LOVE&PEACE」の来阪PRで、石原都知事批判をぶち上げた井筒和幸監督
「パッチギ!LOVE&PEACE」の来阪PRで、石原都知事批判をぶち上げた井筒和幸監督

 新作「パッチギ! LOVE&PEACE」(5月19日公開)のPRで10日、来阪会見した井筒和幸監督(54)が石原慎太郎東京都知事(74)への猛烈批判をぶち上げた。「3選された石原さんとか、変わり身が早い人に見てほしいね。選挙中に言うてることからすぐまた元に戻って、建前ばっかり」とバッサリ切り捨てた。

 映画では女優を目指すヒロイン、在日のキョンジャ(中村ゆり)が愛国的な戦争映画「太平洋のサムライ」に出演して様々な試練に見舞われるが、石原知事が製作総指揮を務める映画「俺は、君のためにこそ死ににゆく」(5月12日公開)を意識したような内容で、「パッチギ!-」でも、徹底的にこき下ろしている。

 この日も「翼賛的な映画が多くなってしまっている。戦争の美学を教える、などと言うことは唾棄すべきこと。ピュアな若者たちが見たら好戦的な人物を生んでしまいますよ。特攻隊は国の体制がそうさせたこと。これだけ(好戦映画が)多いのに、誰も言わない。ボクの映画はそんな時代の風潮に対する僕のメッセージ」と映画の右傾化を槍玉にあげていた。

 ◆「パッチギ! LOVE&PEACE」 04年に映画賞を総なめにした「パッチギ!」からキャストを変えての続編。前作から6年後の1974年、アンソン(井坂俊哉)が難病の息子の治療のため東京へ。妹キョンジャ(中村ゆり)は治療費を稼ぐため女優を志すが、兄妹の苦難が続く。

[2007年4月11日10時9分 紙面から]

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