中日福留が球団にナゴヤD入場料!改革を
ナゴヤドームを満員にしたい。中日福留孝介外野手(27)が球団に入場料改革を訴えた。19日に行われた契約更改交渉では金額提示を拒否してプロ6年目で初めての保留。話し合いの大半を、空席の目立つ本拠地ナゴヤドームの観客動員対策に費やした。5年ぶりのリーグ優勝を果たしながらも動員が伸びなかったことに、主力選手から改革を求める声が上がった。
どうしても言いたいことがあった。名古屋市内の球団事務所で約1時間の話し合いを終えた福留はすっきりした表情で切り出した。「サインしてません。金額も見てません。きょうは別の話をさせてもらいました」。アテネ五輪、左手人さし指骨折など争点も多い交渉だったが、福留は席につくなり球団の金額提示を拒否。代わりに話し合ったのはナゴヤドームの観客動員についてだった。
「首位を走っていながらお客さんの入りが寂しかった。どうすればいい方向に行くのか。そういう話を選手と球団がしていければ」。5年ぶりのリーグ優勝を果たした今季、本拠地での1試合平均の観客動員数は3万4272人と前年より約1000人上回ったが、97年のドーム開場以来ワースト2位の数字。同じくこの日に契約交渉を行った谷繁も改革を訴えるなど、勝っても観客が入らない現状に主力選手が危機感をつのらせ始めた。
具体案として福留は「5階席とかは子供が500円玉を1枚握って来れるようにできないか」。外野自由席はすでに500円で入場できるが、空席が目立つ内野パノラマ席の値下げを提案した。交渉にあたった伊藤一正球団代表(65)は「シーズン中から選手の間で声は上がっていた。そういう気持ちを持ってくれるのはありがたい」と語った。球団営業部も座席区分の見直しを検討するなど対策に力を入れ始めた。
契約更改は12月中にも行われる第2回交渉に持ち越しだが、福留は大きな課題について球団と話し合えたことに満足そうだった。【鈴木忠平】
[2004/11/20/10:22 紙面から]
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