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愛知高校野球「大改革」全国初ドーム決勝

 ナゴヤドームが、高校球児の晴れの舞台になる−−。愛知県高校野球連盟(佐藤順彦会長)は7日、名古屋市中区の愛知県庁で会見し、今年7月の第87回全国高校野球選手権愛知大会の準決勝と決勝をナゴヤドーム(名古屋市東区)で開催すると発表した。夏の地方大会決勝をドーム球場で開催するのは全国初のこと。大会要項などの見直しも含め、05年はプロ野球界に続き、愛知県の高校球界にとっても「改革元年」だ。

 愛知の優勝校が最高の舞台ナゴヤドームで決まる。プロ野球中日の本拠で、夏の甲子園切符をかけた熱戦が展開されるのだ。まさに球児にとって夢のプランが実現することになった。

 この日会見した愛知県高野連の佐藤順彦会長(58)は準決勝、決勝の計2日間(7月29、30日)のドーム使用を発表。「生徒のあこがれの場、最高の環境でプレーできることになった。生徒諸君のより一層の励みになれば」と語った。

 愛知大会は1963年(昭38)第45回大会から、ほとんどの決勝を熱田球場で開催してきた。“メッカ”として長く親しまれている一方で、両翼91・4メートルと甲子園の同96メートルよりかなり狭く、さらに収容人数、駐車場不足など問題点も多く抱えていた。

 県高野連では準決勝、決勝を設備の整った岡崎市民球場に移して開催する案を検討していた。しかし、今夏は愛知万博が開催されており、アクセス面で支障をきたすことなどが考えられ、選択肢を広げた結果、ナゴヤドームが浮上した。

 使用料金が97年の開業時より手ごろになったこと、さらに今季の同期間は中日がビジターの巨人3連戦で不在。屋根付きで降雨の心配もなく、何より生徒に夢を与えるという部分を重視。開催に踏み切った。

 1日のドーム使用料は諸経費も含め、熱田球場では30万円だったが、その10倍の300万円と高額になるが、約8000人で満員札止めの熱田球場と比較し、最大4万500人収容のドームの器を生かした観客増による入場料収入でのカバーを見込んでいる。入場料は一般600円と他球場と同額に設定する。

 不慣れな人工芝やフライへの対応など、未知数な面も多いが、佐藤会長は「検証的な意味も含めて」と、来年以降の継続開催も視野に入れる。テストケースとして、全国初の試みで改革の一手を打った。中日川上、福留などに代わり、7月末の2日間は高校球児がナゴヤドームの主役になる。【八反誠】

[2005/2/8/09:57 紙面から]


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