白血病克服した左腕・岩下、紅白戦へ気合
『ドカベンを脱帽させた男』が、左腕枠獲りを誓った。左腕不足に悩むオリックスが25日の紅白戦で2軍の左投手を集中テストする。登板予定は岩下、山本拓、小川、野村の4投手。24日、仰木監督からブルペンで直接指導を受けた岩下は「左が少ないのはチャンス。絶対に抑えます」と1軍昇格を狙う。
プロ入り後に発症した急性骨髄性白血病を強い精神力で克服した岩下はさらに燃える理由がある。今オフ、「少年チャンピオン」に連載中の「ドカベン」に登場。漫画の中ではローテの谷間に先発した。山田太郎との対戦ではグラブに刺しゅうした愛娘の名前に祈りながら熱投。山田太郎に気迫負けを認めさせ、完投勝ちする劇的ストーリーが描かれている。
「生涯最高のピッチングでしたね(笑)。先発は無理でも左を抑えるのが僕の仕事。気迫を込めて投げたい」。実際にはしていなかった愛娘の刺しゅうも今季は注文するつもりだ。
オリックスの1軍キャンプには20投手が帯同しているが左腕は4人だけ。そのうち高木はひじの違和感で全力投球をストップしている。窮地の仰木監督は「明日投げる左の中にひょっとしたら、というヤツが出てきて欲しいね」と救世主出現を期待していた。【吉富康雄】
[2005/2/25/10:22 紙面から]
|