広島球場でボール犬ミッキー初仕事
<オープン戦:ソフトバンク12−7広島>◇12日◇広島
「ミッキーくんの登場でーす!」。3回裏終了後、場内アナウンスに送られて“ボール犬”ミッキーが初仕事に挑戦した。しっぽをフリフリ、目はキョロキョロ。拍手と大歓声にやや緊張気味だったが、土山球審の「来い!」の合図にしっかり反応した。ボール3球が入った竹かごをくわえ、“独り”でホームベースへ直行。同球審が2球を手にした時点で、焦って戻ってしまったのはご愛嬌。2度目の5回裏は、3球すべてをきっちり渡し、ボールボーイの役目を果たした。
広島がテストケースとして試行した「ベースボールドッグ」は、名犬ミッキーの活躍で大成功だった。序盤に両軍投手が乱れる大味な試合の中で、球場全体に和やかな空気と笑顔があふれた。訓練士の上野智美(さとみ)さん(ウエノドッグスクール)は「お客さんから呼ばれても大丈夫だったし、意外にリラックスしてやってくれました」と胸をなでおろした。
もちろん、広島球団も大喜び。見守った松田オーナーは「大成功。毎試合は難しいかもしれないが、シーズンでもやりたいね」と公式戦での導入を本格的に検討することを示唆した。上野さんは「シーズンも? ミッキー次第ですね」とニッコリ。ミッキー“本人”は大役の緊張から解き放たれ、しっぽをフリフリ。“公式戦も任せるワン”と言ってる? ようだった。
[2005/3/13/10:32 紙面から]
写真=ボール犬ミッキー君がデビューし、土山球審にかごに入れたボールを運ぶ
|