中日ルーキー中田、開幕ローテ入り濃厚
22歳の新人右腕が中日投手王国のローテーションの一角を担う。25日、ナゴヤドームでの練習では川上、山本昌、山井、朝倉、チェンら先発陣とともにフリー打撃を行う中田の姿があった。
「コーチからは『開幕までケガだけはしないように』と言われました。もちろん僕は結果を出さないとだめだと思っています」。きょうのオープン戦最終登板へ向けて中田はこう語った。首脳陣からの指令は「結果を出せ」ではなく「ケガをするな」。事実上の合格サインだった。ここまでの結果は申し分ない。オープン戦3試合で11回を投げ2失点、防御率1.63。最速146キロの速球とピンチに動じないマウンド度胸を買われた右腕には、すでに新先発組予約券が発行されていた。
杉下、権藤、小松、星野と受け継がれてきた球団のエース番号「20」を渡された。しかし、キャンプ中の評価は新人の中でも高くはなかった。新人6投手の中で実戦登板の機会も最も遅かった。それでも自分を見失わなかった。3月2日のソフトバンク戦で2回無安打無失点デビューを飾ると、一気にローテーション入りまで駆け上がった。キャンプ中は「背中が重いです…」と背番号に愚痴をこぼすこともあったが、今は「僕は僕ですから」と割り切れるまでになった。
注目の公式戦先発デビューは開幕2カード目の6日、ヤクルト戦が濃厚だ。「あしたの課題は変化球でストライクを取ることと、セットでの投球。結果を出したいです」。オープン戦ラスト登板となるきょうの阪神戦へも油断はない。投手王国の先発投手にふさわしい投球を見せて、本番を迎えたい。【鈴木忠平】
[2005/3/26/11:27 紙面から]
写真=川相(奥)に指導を受けバント練習を行う中田
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