立浪2発5打点、中日今季最多貯金10に
<中日12−1ヤクルト>◇4日◇ナゴヤドーム
火がついた中日打線が独走態勢に弾みをつける。立浪和義内野手(35)の2打席連続アーチなど4回までに13安打12点でヤクルトを圧倒。ここ3試合で47安打36点と打線が爆発し3連勝、2位広島との差を4・5ゲームに広げ、貯金を「10」に伸ばした。戦力豊富なオレ竜台風は春から大暴れ。他5球団が無抵抗状態なだけに、6日から始まる交流試合を前にセ・リーグの灯を早々と消しそうな勢いだ。
立浪は狙っていた。初回1死一塁、カウント0−3からヤクルト先発館山がストライクを取りにきた直球をフルスイングした。「0−3からは調子がよかったんで打ちにいった。甘いところだけ待っていた」。打球は右翼席へ1号2ラン。1点先制された嫌な流れをあっという間に引き戻した。2回も2死一、二塁、カウント0−3からの直球を右翼席へ。1打席目を再現するような2号3ランで試合を決定づけた。
「練習でもあまり打っていなかったから、今年はホームラン打てないんじゃないかと思っていた。やっぱりうれしいもんですね」。03年9月以来、約2年ぶりの2打席連続本塁打に笑顔で照れた。試合前、スタンドを見渡すと子供が多いことに気づいた。開始直前のベンチ前の円陣では「きょうは子供がたくさん来ているんでいいゲームを見せて勝とう」とゲキを飛ばした。ナゴヤドームはこの日今季最高の入場者3万7900人。1日早い「子供の日」を自ら設定したチームリーダー。二塁打単独日本一まであと「4」と迫る立浪にとって「僕にとってホームランはおまけみたいなもの」が本音だが、この日ばかりは子供たちに夢を与えるホームランにこだわった。
立浪の2発の後も、3回には谷繁の2点適時打、4回にはウッズの9号2ランなどで13安打12得点を奪った。ここ3試合合計では47安打で36得点とオレ竜打線は手がつけられない。落合監督は「そりゃあ朝倉が先発なんだから取れるだけ取っておかないとな」と冗談めかしたが、打線爆発の裏にはウッズ、福留、そしてこの日の立浪と次々に復活してきたクリーンアップの存在がある。
3連勝で貯金は「10」。2位広島とのゲーム差は4・5に開いた。自慢の投手陣と守備力に加えて、強力打線も備えたオレ竜が早くも独走態勢に入った。「相手にとっても(気を)抜くところがないから嫌だと思う。4月は打てなくて監督に我慢してもらった。これから何とか返したいです」と立浪。勢いは止まりそうもない。【鈴木忠平】
[2005/5/5/09:27 紙面から]
写真=2本塁打5打点の活躍をみせた立浪(左)が谷繁と笑顔でタッチを交わす
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