「なにわの四天王」鶴がトリ/高校野球
<高校野球大阪大会:近大付13−3大塚>◇23日◇4回戦
第87回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)の大阪大会で、「なにわの四天王」のひとり、近大付・鶴直人投手(3年)が今夏初登板した。右ひじの不調による調整不足で速球は最速139キロどまりも、先発して4回を3被安打無失点。25日の5回戦で、大会3連覇を目指すPL学園と対戦する。
大阪の夏に、役者がそろった。「なにわの四天王」のトリを飾って鶴が今夏初登板した。先発2回の予定だった。が、初回、2回と走者を許したことで、島田行雄監督(50)に「次の回も行かせて下さい」と訴えた。4回40球で無失点に抑え「2回ではどうしても納得できなかったので」とエースの意地をちらりと見せた。
本来なら、16日の1回戦・平野戦から投げるはずだった。それが3回戦まで登板を回避。「故障?」「温存?」とうわさが飛んだ。実際右ひじの不調で、実戦はセンバツ8強の天理を完封した6月12日の練習試合以来。本格的な投球練習は、2日前に再開した。
鶴は「大丈夫です」と不安を一蹴(いっしゅう)する。この日は最速139キロどまりでも、ネット裏で球筋を見届けた中日中田スカウト部長は「力は段違い」と断言。同米村スカウトも「プロの投手に近い球筋ですよ」と評価は揺るぎない。中1日でPL学園との5回戦。「PL学園は夏2年連続で甲子園に出続けている強豪。そんなチームと5回戦で当たれるのはうれしいです」。大会3連覇を目指すPL学園打線とマウンドで向き合ったとき、151キロ右腕の本能が目覚める。【堀まどか】
[2005/7/24/09:42 紙面から]
写真=大塚打線を4回無失点と好投した近大付の鶴
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