大阪桐蔭平田「中途半端に…」/高校野球
<全国高校野球選手権:駒大苫小牧6−5大阪桐蔭>◇14日目◇19日◇甲子園◇準決勝
平田良介(3年)が声を絞り出した。「中途半端に終わってしまった…」。準々決勝3アーチのヒーローは、最後の打者になった。1点を追う延長10回2死二塁。カウント2−2からの外角スライダーにバットが動いた。スイングを取られてのゲームセットに「最後の打席だけ、フルスイングが出来なかった」と唇をかみしめた。
ねんざした右足首、寝違えに加え、左手首まで痛めていた。前夜の夕食後に、けんしょう炎に似た痛みに気がついた。8回に同点に追いつく遊ゴロを放つも、5打数無安打。だが「打てなかったのは実力。手首の影響? ないです」と言い訳はしなかった。
1年夏から大阪桐蔭打線を引っ張り続けた。進路は「まだ何も考えていません」と口を閉ざしたが「自分の体にしては、よくやったと思います」と語った。85年にPL学園・清原和博内野手(当時3年=現巨人)がつくった1大会最多5本塁打にあと1本に迫る通算4本塁打。辻内とともに、この夏のヒーローだった。【堀まどか】
[2005/8/20/10:38 紙面から]
写真=10回裏(大阪桐蔭)2死、ニ塁、一打同点に好機に平田(左)は空振りの三振に倒れる
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