竜うっ憤晴らし10点!大技小技で連敗脱出
<中日10−1ヤクルト>◇3日◇ナゴヤドーム
中日は連敗中にため込んでいたうっぷんを一気に晴らす猛打爆発だった。今季7度目の福留、ウッズのアベックアーチに6度目の立浪、ウッズ、福留の打点そろい踏み。終わってみれば、先発野手全員の15安打で8月14日の広島戦(広島)以来15試合ぶりの2ケタ得点。大技小技で圧勝した。「お疲れさん!」。試合後、満面の笑みでナインを出迎えた落合監督の顔が、満足度を表していた。9月初勝利はド派手な形で手に入れた。
0−0の2回、ヤクルト先発館山に襲い掛かった。先頭ウッズからの3連打で無死満塁として、森野の左犠飛で先制。さらに1死満塁から荒木の2点適時打で追加点を挙げると、もう止まらない。続く井端、立浪の連打で2点を加えた。短打7本を集めて5点の波状攻撃に「ウチらしい試合ができたんじゃないかと思います」と荒木。見栄えのするアーチ攻勢以上に相手にダメージを与えて、一気に主導権を引き寄せた。
試合を決めた2回の1イニング7安打の猛攻。そのカギを握っていたのはこの日2安打のアレックスだ。ここ5試合で打率1割1分1厘と低迷。前日2日に続いてこの日も試合前、落合監督から直接の打撃指導を受けて結果を出した。「アドバイスの内容は言えないよ。バッティングの感じはよくなってきていると思うよ」とアレックス。「切れ目」となっていた助っ人が復調すれば、逆転のオレ竜がよりパワーアップする。
前日2日に喫したイヤな形での負けを払拭する白星で、00年以来5年ぶりとなるヤクルト戦勝ち越しが決まった。「今日の収穫はアレックスだな。アイツが打ち始めてくれればな。これで打線は心配がなくなったよ」。試合後の落合監督はニヤリと笑った。阪神が勝ったため、その差は「2」のまま変わらない。だが、心配の種がまた1つなくなった。逆転Vへ、手ごたえを残した1勝だったことに変わりはない。【伊藤馨一】
[2005/9/4/09:25 紙面から]
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