吉田氏熱血3時間半!オリ中村監督にも指導
『熱血・吉田塾』いきなり3時間半! オリックス高知秋季キャンプの臨時コーチとして招かれた吉田義男氏(72=日刊スポーツ客員評論家)が14日、オリックス内野陣に熱血指導を行った。捕球から送球への一連の基本動作からグラブトスまで熟練の技を伝授。また中村監督にも「若手を育てるには我慢が必要。プロ野球界の世代交代の旗頭になって欲しい」とアドバイスを送った。
教え出したら止まらない。ランチタイム後、サブグラウンドに移動して始まった守備練習。オリックスのジャンパーに身を包んだ“吉田臨時コーチ”は所狭しとグラウンドを動き回った。「グラブは下から上でっせ!」。「ボールは早く握り替えなあきまへんで!」。声を張り上げながらの熱血指導は気づけば3時間半。見守った中村監督も「昔からしつこい指導だったが、こんなに長くは予定してなかったよ」と目を丸くしたほどだった。
三塁から二塁にコンバートされた後藤、長打力が期待される来季2年目の田中ら発展途上の内野手が多いオリックス。吉田氏はその全員に目を配り、いやというほど基本動作を繰り返させた。さらに練習の締めには高度なグラブトスも指導。限られた時間で熟練の技を伝授した。
「身体能力の高い選手が多いと感じましたな。ただ、内野手は理屈でわかっているだけではダメ。基本を体で覚えることなんです。オリックスが強くなるには捕手と内野手が大事だと思いますからね。1人でも2人でも若い選手を育てなあきまへん」
1日目の指導を終えた吉田氏はこう感想を口にした。熱いアドバイスは中村監督にも及んだ。「(阪神での)現役時代に2連続エラーをしたことがあってね。交代かと思ったが、吉田さんは『バカヤロー、もう1つやれ』と言う監督だった。選手を育てるには辛抱、我慢が必要だと言ってもらったよ」。中村監督は吉田氏のゲキに深くうなずいた。
「ショートがグラブトスすることはないと思っていた。怖がらずやれるように練習したい」(阿部)、「基本中の基本をわかりやすい言葉で指導してもらった」(田中)と話した選手だけではなく、首脳陣を含めたチーム全体が吉田塾に刺激を受けた。【吉富康雄】
[2005/11/15/08:57 紙面から]
写真=吉田氏は選手だけでなく、中村監督(左端)、真喜志コーチにも守備のノウハウを教える
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