中日、今年も大量新人10人指名
中日は18日、東京都内のホテルで行われた大学・社会人ドラフトで希望枠のヨタ自動車・吉見一起投手(21)を始め、6選手を指名した。10月の高校生ドラフトで指名した4選手と合わせて10人の大量指名。「来季こそ若手を育てて日本一」を公約に掲げた落合監督。その原動力となる10人のルーキー、名づけて「落合チルドテン(10)」が間もなく竜のユニホームに袖を通す。
落合ドラフトは今年も「大型」だった。下位指名候補だった東京情報大の西村を楽天に5巡目で指名された。だが、用意していたNOMOベースボールクラブの柳田を指名。それ以外は順調に指名を重ね、希望枠の吉見を含め6選手を確保した。高校生と合わせて今年も大量10新人。昨年の11人続くオレ竜旋風が吹き荒れた。
ドラフト会議を終えた落合監督はほとんど口を開くことなく「予定通り。あとはスカウトに聞いてくれ」と言い残して会場を去っていった。強い要望を出していた捕手こそ指名できなかったが、不作と言われるドラフトでの10人確保は「若い子大好き」の落合監督にとって大満足だろう。3巡目は遠投125メートルの強肩が売り物の藤井。4巡目では広島新井の弟で大学通算14本塁打の新井。6巡目で150キロ右腕の斉藤を確保。最後は長身左腕の佐藤で締めくくった。
中田スカウト部長は落合監督から遊撃と捕手を含めた大量指名指令が出ていただけに「とりたい選手をとれた。想定内のドラフトでした」と安どの表情を浮かべた。強肩遊撃手として有力候補に挙げていた西村をさらわれたが、直後に柳田を指名して危機脱出。中田部長は「都市対抗などを経験して実績もある。特に守備を高く評価している」と柳田について話した。
ここ2年で実に34選手がユニホームを脱いだ。落合監督による大量解雇などで出来た枠は大量新人とテスト生など独自のルートで埋まっていく。今年のドラフト指名選手がすべて入団すると落合監督が就任以来、3年目で42人が新規入団者。実質2年間で支配下選手70人中、半数以上が入れ替わることになる。次から次へと誕生する落合チルドレン。契約最終年となる来季の落合公約は「若手を育てて日本一」。その原動力となる10人のルーキーを確保した。さあ日本一へ。「落合チルドテン」の活躍に期待が高まる。
[2005/11/19/09:55 紙面から]
|