ノリです、オリの“広告塔”宣言です
オリックス中村紀洋内野手(32)が18日、神戸市西区の室内練習場で本格始動し、ファンに毎日サインをする「メジャー流宣言」を行った。近鉄時代はグラウンドで結果を出すことを追求してきたが、1年間の米国生活でファンの大切さを痛感。プラスアルファのサービスで、ファン拡大にひと役買うことになった。さらに球団側に新たな提言を行う考えも示しており「ファンサービス部長」としても一肌脱ぐ。
スカイマークスタジアムを引き上げようとする中村のもとに、ファン50人が殺到した。立ち止まった中村は自主トレの疲れも見せず、次々に差し出される色紙にペンを走らせた。写真撮影の要求にも笑顔で対応。約10分間にわたり、ファンサービスに没頭した。
「サインはもちろん毎日やります。試合中にやったらクレームが来ますけどね。ワハハハハ」
本来はグラウンドで結果を出してファンを喜ばせるタイプ。だが、昨年1年間の米国生活で考え方が少し変わった。メジャーでは試合前に各選手がスタンドに近づいて即席サイン会を開く。一流であるほど時間が長い。「むこうは本当にファンに野球を楽しんでもらいたいという感じでやっている」。一流選手のプラスアルファのサービスが、いかに喜ばれるかを知った。
中村はサインにとどまらず、さらなるファンサービスも考えているという。「野球界がヤバイ状況なんで盛り上げていかないと。社長と相談しながら、(ファンに)また(球場に)来たいなと思ってもらえるようにしていきたい。具体的に? それはお楽しみ」。3Aラスベガス時代も地域のファンのありがたみを痛感しただけに、言葉に力がこもった。
小泉隆司球団社長(65)は、豊富なアイデアを持つ中村を営業会議に招待する構えだ。「入団交渉中からそういうことを言っていた。キャンプまで10日あるしアイデアを聞いていきたい」。今季のオリックスは「ノリ・プロデュース」のファンサービスが売りになる。【村野森】
[2006/1/19/09:47 紙面から]
写真=青濤館で練習を開始した中村紀
|