日本代表に心からおめでとう/清原番日記
荒川の金メダル獲得の知らせに清原も顔をほころばせた。「スゴイよなあ。あれだけ期待される中で金を取るんだから」。この朝は高知市内の宿舎から球場へ向かうバスの中で、その瞬間は見ることができなかった。だが日本人がトリノで初めてつかんだ栄冠には特別な思いがこもっていた。「俺は日の丸を背負って戦ったことはないから分からんのやけどな」。清原は自嘲気味に言う。国を代表して戦う計り知れない重圧。過度の期待に反して負ければ悪者扱いすら受ける。そこには常に結果を求められ、打てなければバッシングも浴びてきた自分の姿がダブっていた。
だからこそ、荒川の金に心から「おめでとう」と言える。同じアスリートにしか分からない“重みのある言葉”だ。イチローらが出場するWBCの壮行試合も始まった。本当は声を大にして「絶対、金を取れ!」と叫びたいところ。だが清原は静かに心の声援を送っている。
[2006/2/25/09:49 紙面から]
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