休養指令に直訴、男清原気合のスタメン
<オープン戦:オリックス5−5中日>◇5日◇スカイマーク
オリックス清原和博内野手(38)が5日、対中日オープン戦(スカイ)に志願出場した。発熱のため4日の阪神戦(大阪ドーム)を欠場。首脳陣は5日も休養させる方針だったが、試合前に自ら監督室に出向いて出場を直訴した。微熱がありながら「4番一塁」で気合のスタメン出場。2打席無安打で途中交代したが、両親や家族を招いたスタンドからは大きな拍手が送られた。
やや赤みを帯びた頬には、微熱が残っていた。それでも朝8時半前に球場入りした清原は監督室に直行した。「きょうの試合、出させてください」。前日の発熱ダウンを受け「中日戦も出さない」と休養指令を出していた指揮官に、スタメンを直訴。その強い気持ちに中村監督も折れた。「賭ける意気込みを感じましたよ」。清原目当てに集まったスカイの観衆は昨年の実数発表以降、オープン戦最多となる1万1247人。本来コールされるはずのなかった「4番清原」のアナウンスにスタンドは沸いた。
「(キャンプの)1カ月終わって家に帰ってドッと疲れが出た感じ。しんどいけど、きょう出とかんと3日間試合に出んことになるからね。明日も試合があれば無理しなかったけど…」
気合だ。開幕まで、スカイでのゲームはこの日を含めて3試合。前回はDHでの出場だっただけに、何より仕事場となる一塁守備の感触を確かめたかった。一ゴロに倒れた2回の第1打席後、交代を打診した指揮官に再び直訴。「もう少し守らせてください」。そして巡ってきた4回の第2打席では中日石井が「ホームランと思った」というほど大きな右直で沸かせ、ようやくお役ご免となった。
「最後は芯に当たったしちょっとずつちゃう? 芝生も綺麗で(スカイ初の)一塁も違和感なく守れた。でも1本打ちたかったな」
スタンドには移籍後初めて両親と亜希夫人(36)、長男正吾くん(3)、そして昨年5月に誕生したばかりの二男勝児くん(10カ月)を招待。パパは体調不良を押し、新天地でハッスルプレーを連発した。オープン戦初安打はお預けとなったが、そろそろの予感はたっぷり。気合の強行出場で、意義ある1日となったに違いない。【松井清員】
[2006/3/6/09:06 紙面から]
写真=1回表、一塁走者のウッズ(右)と笑顔で言葉を交わす清原
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