【WBC】藤川、不運黒星も力見せた
<WBC2次リーグ1組:米国4−3日本>◇12日◇米カリフォルニア州アナハイム
内容で勝って、勝負に負けた。WBC日本代表の藤川球児投手(25)が12日の米国戦でサヨナラの決勝点を奪われ、代表初黒星を喫した。3−3と同点の9回裏に登板。不運な当たりと失策が重なり、米国の勢いを止め切れなかった。
「本人はショックだと思うけど、打ちとってる当たりばかりだった」。鹿取投手コーチが悔しがったように、芯でとらえられた打球は1つもなかった。
先頭ウェルズの遊安は三遊間の真ん中に飛んだ平凡なゴロ。続くウィンの犠打は、アウトのタイミングで一塁ベースカバーの西岡がベースを踏み損ねた。ジーターへの死球は計算外だったがA・ロドリゲスに許した最後の適時打も内角の92マイル(時速約147キロ)直球でバットをへし折っていた。
「今日は悔しい結果に終わってしまいましたけど、またやり返したい。レベルは変わりませんから」
言葉どおり、ドリームチームと互角以上に渡り合った。最速で93マイル(約149キロ)を計測。2死満塁カウント2−3と追い込まれながら、真ん中高めのボール球を振らせてグリフィーJrから空振り三振も奪った。
実力の片りんは見せつけた。でも負けては喜べない。「次、頑張るしかない」。藤川は2次リーグ突破を信じて出番を待つ。
[2006/3/14/09:59 紙面から]
写真=サヨナラ負けを喫した藤川は打球を見ながら頭を抱えた。手前は喜ぶ走者ジーター
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