オリ清原、因縁バーンから意地の一撃
<オープン戦:ロッテ7−3オリックス>◇16日◇千葉マリン
オリックス清原和博内野手(38)が、16日の対ロッテ戦(千葉)で、移籍後初の2試合連続タイムリーを放った。打った投手は昨年オリックスが解雇したケビン・バーン投手(32)。防戦一方の展開でチームの意地を見せた一打だった。試合は先発吉井がWBC派遣で主力を欠くロッテ打線に打ち込まれるなど、中村監督が「本気モードでムチを入れる」と話したここ3試合で25失点。オープン戦はパリーグ相手に1勝もできないまま、負け越しが決まった。
意地の一撃だった。6回2死三塁。清原がバーンのカーブをとらえて三遊間を割った。移籍後初の2試合連続タイムリーは、バーンをマウンドから引きずり降ろす“KO打”。完敗の中で光った希望の一振りだった。
「ランナーを還すことだけを考えてた。変化球に対応できたのがよかったね」
バーンは昨年オリックスが解雇した右腕。その因縁の相手に6回途中まで2得点に抑えられていた。投壊状態のチームは新外国人獲得へ向け渉外担当を米に派遣。そんな状況で打線までバーンにやられては、それこそ赤っ恥だった。
「緩急を使えるようになってイメージチェンジしたね。いずれにしてもそれほど怖い投手じゃあないよ」
5回 2/3 を4安打3得点に抑えられた中村監督が、負け惜しみが言えるのも清原の一打があればこそ。調子は上がってきた。4回の第2打席は千葉マリン特有、風速9メートルの逆風さえなければバックスクリーン行きという大きな中直。「ゴルフで言えばナイスショットしてピン寸前で風に押し戻された感じ。俺もまだまだや」。悔しさのあまり? 戻ったベンチではひさしにつかまって懸垂までした。
「それより雅やん打ちたかった。2つ目の金星逃してしもた。三振は悔しい」
9回の第4打席は小林雅の138キロ外角直球に空振り三振に終わった。キャンプ中、宿舎の桜を見上げた清原が「いつ咲くんですか」と聞いた高知の桜は15日に開花。清原桜の満開も近そうだ。【松井清員】
[2006/3/17/10:22 紙面から]
写真=「キヨハラ5」とノリで書かれた巨大おにぎりにかぶりつく清原
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