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【WBC】さあ日韓戦、先発は上原

 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)17日(日本時間18日)】さあ来い!韓国!18日(同19日)、国別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝が行われる。日本の先発は国際試合無敗の上原浩治投手(30=巨人)。アウエームードが予想されるが「阪神戦の甲子園はもっとすごい」と笑い飛ばした。韓国には1次、2次リーグで連敗。奇跡的に準決勝の切符をつかんだ今、雪辱を晴らす最大のチャンスだ。韓国先発はメジャーの徐在応(28=ドジャース)。王ジャパンがNO・1の実力を証明し、世界一に王手をかけるときがやってきた。

 「三度目の正直」を果たせるか。「二度あることは三度ある」になってしまうのか。日本代表の、そして声援を送るファンの気持ちは1つ。勝つ。勝てば世界一に王手がかかる準決勝。それ以前にこのまま終わっては日本野球の威信に関わる。あらゆる意味で絶対に負けられない一戦だ。

 先発マウンドには巨人のエース上原が満を持して上がる。決戦前日。ランニングにキャッチボールといつも通りのメニューで最終調整を行った。球数制限は2次リーグの80球から95球に増え、より普段と同じ投球数に近づく。それでもスタミナを調整しながら投げる気は毛頭ない。「3回なら3回でもいい。後ろにピッチャーはたくさんいるから、最初から飛ばしていきたい」。しょっぱなから全力で攻める考えだ。

 上原は準決勝進出がほぼ絶望的だった前日も球場に来て練習していた。アメリカ対メキシコ戦の結果が出る前にも関わらず、黙々と体を動かし続けた。絶対に投げる。韓国戦での登板を強く信じていた。

 韓国との対戦は、大体大時代の98年7月までさかのぼる。上原と直接対決した韓国選手はほとんどいない。だが上原は韓国打線の印象について「とても粘り強い。少ないチャンスを得点に結び付ける」と警戒した。最も注意する打者には、今年から巨人の同僚となった李承■(「火」へんに「華」)の名前を挙げた。李は1次リーグの日本戦で逆転本塁打を放つなど、今大会5本塁打と好調を維持している。上原は、今キャンプ中の紅白戦で空振り三振に切ってとっている。

 新しいチームメートに配慮してか李も上原には一目置いている。「(ロッテ時代の)去年から1度も打ったことがない。コントロールがいいから苦しい。ストレートとフォークしかないけど、どっちを狙うかはまだ迷っている。できれば戦いたくなかった」。そんな弱気に付け込むのは今しかない。

 アナハイムでは、スタジアムに多くの韓国人応援団が集まり日本に容しゃないブーイングを浴びせた。だが上原は言い切った。「阪神戦の甲子園はもっとすごい。甲子園は揺れますけど、こっちの球場は揺れてないんで大丈夫じゃないでしょうか」。日本有数の応援団に支えられる阪神との戦いを思い出しながら話し、笑いを誘った。日本を破って歓喜のウイニングランを始めた韓国選手の姿は、しっかりと脳裏に焼き付けている。勝てば決勝、負ければ終わる。決戦にアジアNO・1のプライドをかける。

 王監督の自信は揺るぎない。「2試合とも負けてしまったが、クロスゲームでどちらに転んでも不思議でないという戦いだったと思う。今度は日本チームとして最高のパフォーマンスを発揮して必ず勝ちたい、勝つという強い気持ちを持って戦います」。力強く言い切った。さあ日韓戦。最後のゴングがなる。

[2006/3/19/09:36 紙面から]



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