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「南極物語」 (18日公開、ブエナビスタ)
長らく日本映画の興収記録を保っていた大ヒット作「南極物語」がフランク・マーシャル監督(59)、ポール・ウォーカー(32)主演でハリウッド・リメークされた。南極を舞台に、置き去りにされた8頭の犬ぞり犬と、犬たちを救うため万難を排して厳寒の極地を目指すガイドのヒューマンドラマ。ディズニーならではの動物愛の物語である。マーシャル監督に聞いた。
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| 壮大な雪原を舞台に犬と人間の愛と信頼を描く、ハリウッド・リメークされた「南極物語」(ポール・ウォーカー)
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極限状況に置かれた人間はどうなるのか。マーシャル監督の代表作「生きてこそ」(93年)は、アンデス山中に旅客機が墜落、33人が助かった実話の映画化だった。事件は生還者が死んだ仲間の肉を食べていたことが明らかになり「アンデスの聖餐」として猟奇的に伝えられた。だが、映画は人間の生への凄まじい執念を描いて感動を呼んだ。
高倉健主演の「南極物語」(83年)をリメークしたマーシャル監督は、犬を主役に再びサバイバルを謳いあげた。「生きてこそ」と状況は異なるが、生き抜くことへの「限りない讃歌」のテーマは共通している。
「壮大な風景の中に、犬がポツンといる、そんな場面からこの映画を発想した。日本版はとてもパワフルで、エモーショナル。ハートフル。オリジナルには敬意を感じている。この感動を、ハリウッド式に再現したかった」という。
製作のデヴィッド・ホバーマンが10年前、テレビで日本版を見たのが発端だった。ディズニーが脚色し、別の監督、キャストで映画化寸前までいった。その脚本を読んだマーシャル監督はうらやんでいたが、予算の関係で中止になったことを聞き、直ちにエージェントに「やらせてもらえないか」と直談判。ロケ地をカナダに変更するなど、予算を組み直して実現にこぎつけた。マーシャル版「南極物語」もサバイバルの末、誕生したのだった。
物語は興収110億円をあげた日本版とほぼ同じ。南極で犬ぞり犬を飼育するガイドのジェリー(ポール・ウォーカー)は、事故で病院に運ばれ、その間に探検隊は撤退してしまう。8頭の犬を残して。ジェリーも帰国するが、彼はあらゆる手段を駆使して冬の南極へと戻る。犬たちが鎖を外すことから始まるサバイバル物語と、救出に駆けつけるジェリーを交互に描き、感動のフィナーレへと盛り上げていく。
9・11、アフガン、イラク戦争と続く戦争の時代、米映画にも迷いが見られたが「私たちは希望の持てる物語、元気の出る映画を作りたいと思っている」とハリウッドの思いを代弁してくれた。【五】
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