名古屋岩本、退団へ「今後も現役は続行」
元日本代表のMF岩本輝雄(32)が名古屋を退団することが15日、明らかになった。昨年10月に右足の大手術を受けた岩本は、クラブと合意の上で契約更改を保留していたが、日刊スポーツの取材に対して退団の意思を明言。今後も現役は続ける意向で、当面は移籍先を決めず、足の状態が万全になる4月ごろの再起を目指す。
宙に浮いていた岩本の去就に結論が出た。「名古屋を退団する」。岩本自身が名古屋との決別を明言。今後に関しては「バックパッカーになって旅をしながら、サッカーを見て回りたい」と放浪計画まで明かした。2月にはイタリアへ渡る予定で、欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメントのユベントス−Rマドリード戦などを観戦する。
昨季仙台から名古屋に移籍した岩本だが、不完全燃焼の1年だった。出場は第1Sが3試合、第2Sも2試合。10月には千葉県内の病院でひざから右足首にじん帯を移植する大手術に踏み切り、シーズン終盤を棒に振った。今季の契約更改はクラブと合意の上で保留。リハビリ中の11月には05年の復活へ向けたビジョンを語っていたが、時間をかけて選んだ今季の働き場所は名古屋ではなかった。
右足が回復途上のため、現時点での移籍先は未定。ただ、現役続行の意思は固い。昨年11月に05年の復活ビジョンを披露した時と同様に「必ず(ピッチに)復帰する」と断言。その上で「足が万全に近い状態になる4月ぐらいには、新しいチームを探したい」と話した。すでにランニングも再開するなど、復帰への階段は順調に上っている。
保留されていたクラブ側との最終の契約交渉は16日にも行われるが、岩本自身の意思が固いことから退団は事実上決定。力を発揮できなかった1年の悔しさを、まだ見ぬ新天地でぶつける決意だ。
◆岩本輝雄(いわもと・てるお)1972年(昭47)5月2日、横浜市生まれ。横浜商大高から91年に平塚入り。94年3月12日、川崎(現東京V)戦でJデビュー。同年日本代表に選ばれ、5月のオーストラリア戦でデビューした。国際Aマッチ9試合2得点。同年度の天皇杯優勝に貢献。京都、川崎F、V川崎、仙台を経て昨季名古屋入り。J1通算191試合27得点。家族は母と姉3人。180センチ、74キロ。
[2005/1/16/09:50 紙面から]
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