G大阪アラウージョ、決勝ヘッド/J1
<J1:G大阪2−1広島>◇第14節◇6日◇広島ビ
ドローまで1分を切っていた。土壇場でG大阪を救ったのは大黒様ではなくアラ様だ。頭でたたきつけたボールは、芝がはげた砂の上をコロコロと転がっていく。「GKはつかみきれなかったみたい。最後は助けてくれたかな。あきらめずにやった結果だよ」とアラウージョ。最悪の芝状態も最後は砂のピッチが救ってくれた。広島を突き落とす奇跡の勝ち越し弾。首位鹿島にジワリ7差と迫る大きな勝利が転がり込んだ。
マークが集中する大黒様のご利益を授かり、この日は背番号9が主役だった。「引き分けはいらない」という西野監督のメッセージで後半から3トップに。いきなり2分でアラウージョが先制ヘッドを決めた。2日の東京V戦で3得点4アシストするなどこれでリーグ5戦連発。この日の2点で、不発だった大黒を抜き去り得点ランクの単独1位に浮上した。
「勝利に貢献でき、目標である得点王争いもできてうれしい。大黒と競争するのはチームにいいことだからね」。昨年は清水で9得点も韓国路線を引いたチーム事情で第2Sから出番は激減。速いパスサッカーを目指す西野監督の指名で移籍し、1月末に来日するや「得点王を目指す」と佐野社長に約束したまじめ助っ人だ。
鹿島との差は7に縮まった。「今日の勝ちはでかい」と不発だった大黒もにんまり。「アラが点を取ればマークされて僕がフリーになる。次は点を取る」と効果を利用する。2人合わせて25得点(チーム35点)。最強2トップがいる限りG大阪が鹿島の独走は許さない。【西尾雅治】
[2005/7/7/10:13 紙面から]
写真=後半、決勝のゴールを決めたG大阪FWアラウージョ(左)は大黒と抱き合って喜ぶ
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