神戸カズ不屈「代表の夢あきらめん」
神戸FWカズ(38)が、不屈の魂でJ2から日本代表入りを目指す。20日、神戸市内のクラブハウスで退団会見。「代表にもう1度という思いは永遠に変わらない」と話した。夢のために出場機会を求めてJ2横浜FCに移籍することを説明した。プロ20年目でもあきらめない姿勢を強調した。21日には東京都内で入団会見を行う。4年半在籍した神戸を離れて初めてJ2の舞台に立つ。
38歳でもあきらめられない夢があった。カズはブルーのユニホームに対するあこがれを口にした。
「J2の舞台でも目標があれば、しっかりやっていける。代表にもう1度という思いは永遠に変わらない。でも試合に出ていないのはよくないし、一番求められているチームにいくべき。サッカーを極めていく中で前に進もうと思った」
夢の代表へ、遠回りになるJ2でもわずかな可能性にかけて移籍を決断した。
「34歳で神戸に来て、何年できるか考えていた。若い時はベンチ外でイライラしても、まだ時間があった。ただこの年になると焦りや不安が出てくる。横浜FCが一番、僕への役割や期待が明白だった」
プロ20年目にかけていた。2月には自宅近くに部屋を借りて専用トレーニング室を作った。エアロバイクなど9台のマシンでオフでも体調を整えた。ピッチ内外でまさにプロだった。
在籍4年半で103試合24得点は満足いく記録ではないが「神戸に残したもの? グラウンドで表現してきた。形に見えない『精神』が生き続ければいい」。
21日には東京都内で入団会見。翌22日から3日間、26日ボルトン戦(神戸ユ)に向けて神戸で練習する。ラストゲームでは先発出場が決定。28日に横浜FCの練習に合流する予定だ。「J1で神戸と対戦? その舞台でやれたら最高。早くしないと時間がないね」と周囲を笑わせたカズ。「ボクが出て行って誰かが入る。そうやってクラブチームは育ち、歴史が積み重ねられる。サッカーを愛してほしい」と最後は目をうるませて、神戸に惜別の言葉を送った。【益田一弘】
[2005/7/21/10:18 紙面から]
写真=しんみりとした表情をみせたカズ
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