神戸、J2降格ガケっぷち/J1
<J1:柏1−0神戸>◇第26節初日◇1日◇柏
最下位神戸が、J2降格の瀬戸際に立たされた。15位柏とアウエーで直接対決。カウンター狙いの布陣で臨んだが、開始3分にあっけなく先制点を献上。その後は必死の攻撃も最後までゴールを割れずに0−1で敗れた。これで自動降格圏脱出の16位大宮まで勝ち点8差に広がった。2日に15位清水が勝ち点1以上を挙げた場合、最速で10月29日新潟戦にも降格が決まる可能性が出てきた。鹿島は千葉と引き分け、2日に試合があるG大阪を上回ることはできなかった。
厳しい現実を告げる終了の笛が鳴り響いた。MF三浦は、両手で顔を覆ってピッチの上に倒れ込んだ。5秒後に上半身を起こしたが、今度はひざを抱えて座り込んだ。DF北本、MFホルビも動けない。きれいな夕陽が差すグラウンドで、選手たちはうなだれた。
残留が極めて厳しくなる敗北を喫した。15位柏との直接対決。カウンター狙いでFW村瀬、栗原の2トップに据える布陣でスタート。しかしぶっつけ本番で陣容が整わない開始3分、FWレイナルドに右足ループシュートを決められた。後半にFW平瀬、MF朴らを投入して攻勢をかけたが、ゴールを割れない。勝ち点3が必要なサバイバル決戦に0−1で敗北。残り8試合で16位大宮まで勝ち点8差。パベル監督は「今日の負けで残留は非常に難しくなった」と現実を認めた。
両足アキレス腱痛でフル出場した三浦は「内容は悪くないが、結果が出ない。点が入らない」と言葉をしぼり出した。試合のために大阪・高槻市内のびわの葉を足に貼り付ける治療院に通っているが、毎朝、満足に立てないほどの痛みを覚えている。それでも主将の責任から攻撃をけん引したが、試合後は「(アキレス腱が)切れそう」と顔をしかめた。MF遠藤も左足かかと痛で病院に直行。北本は「今日はちょっと…」と足早にバスに乗り込んだ。チームにとって、心身ともにダメージの深い黒星になった。
あとは奇跡を信じるしかない。2日に清水がG大阪戦で勝ち点1以上を手にすれば、10月29日新潟戦で降格が決まってしまう可能性もある。パベル監督は「最後まで戦います。計算上は(残り8戦で)勝ち点24をとれる」。三浦も「厳しくなったけど、可能性がある限りあきらめない」と言った。毎年のように降格危機を乗り切ってきた神戸だが、かつてない瀬戸際に立たされた。【益田一弘】
[2005/10/2/10:36 紙面から]
写真=試合後、神戸イレブンはがっくりと肩を落とした
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