C大阪西沢退団濃厚…故郷の清水入り有力
元日本代表のC大阪FW西沢明訓(29)が、今季限りで退団の可能性が高まった。非公式ながら清水など複数クラブから獲得の打診を受けており、21日、クラブ幹部が「故郷でプレーしたい気持ちがあるのは確か」と故郷の清水入りへ傾いていることを認めた。西沢は昨年も移籍を志願したが、チームの慰留により残留。しかし、今年はより気持ちが強く、エースFWの流出は避けられない状況になってきた。
西沢が11年間在籍したC大阪に別れを告げる可能性が高まった。西村GMがこの日「正式ではないが、いくつかのクラブから代理人に打診はあるようです」と明かした。チームはすでに来季の契約を提示も、交渉は難航している。西沢は練習後に「交渉? 代理人に聞いてください」と多くを語らなかった。
すでに故郷の清水が2年連続で獲得候補に挙げている。クラブ幹部は「地元でプレーしたい気持ちがあるのでしょう」という。西沢は昨オフも清水への移籍を志願したが、就任したばかりの西村GMの説得で残留した。同GMは「去年と同じようにクラブとしては残ってもらえるように伝えていきます」と語ったものの「結論は年明け? そうなるでしょう」と長期化する可能性も示唆した。
移籍への思いは昨年よりも強い。ある選手は「今年は気持ちは固い。でも彼はセレッソの顔だし他の選手が出ることとはわけが違う。説得している選手もいる」と話す。今季はチームトップの10得点を挙げ、優勝争いを繰り広げたチームに大きく貢献した。しかしリーグ戦で悲劇的に優勝を逃したことで、目的意識を失いつつあるのも事実。小林監督は「出て行ったら困る。何が何でも残ってもらわんと」とエースの流出危機に困惑の表情を浮かべた。
24日の天皇杯準々決勝・G大阪戦後には、代理人との間で2回目の交渉が行われる予定。一方でクラブ側は最悪の事態を想定し、正式オファーを出している大分FW高松に、競合する浦和を上回る移籍金を提示。ポスト西沢の獲得にも全力を注いでいる。
[2005/12/22/09:10 紙面から]
写真=練習後に森島(右)宮原と談笑する西沢(中央)
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