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日本サッカー界、G大阪が意識改革

永島氏(右)と笑顔で対談するG大阪の西野監督

 G大阪が、日本サッカー界の意識を改革する。日刊スポーツ評論家の永島昭浩氏(41)が、リーグ王者G大阪の宮崎キャンプを訪問。西野朗監督(50)に直撃した。西野監督は世界クラブ選手権につながるACLと、リーグ連覇の両立を宣言。欧州のビッグクラブと同様に、クラブレベルで「世界」を視野に入れた。過密日程の中で結果を出し、国内リーグが重視されがちな常識を覆す。

 永島氏が、西野監督の本音に迫った。その野望は壮大なものだった。

 永島氏「今年は全く新しいチームのようになりましたが、ズバリ目標は」

 西野監督「ACLは高いステージにあると思う。リーグと両方を積極的にチャレンジする。ダメなら力が足りないということ。チーム戦略をしっかりしたい」

 永島氏「確かにACLはちょっと軽視されて、国内リーグ優先のムードもありますね。でも本当は世界につながって、ワクワクするような夢がある。初優勝で満足せずに挑戦する西野さんにうれしさを感じる」

 西野監督「一般的にはJリーグの方がステータスは高く見られている。私自身そのギャップを感じることもある。選手の中にも(リーグ優先の)価値観を持つものもいる。だからACLの重要性を打ち出したい」

 広大なアジアで戦うACLはその過酷さに比べて、注目度は高くない。昨季は横浜、磐田がアウエーの洗礼を受けて予選リーグ敗退。昨年12月の世界クラブ選手権ではホスト国日本のクラブは出場できなかった。アジアを制覇すれば、欧州王者、南米王者らとの真剣勝負が待っている。それはJリーグのファンをクラブレベルで初めて「世界」にいざなうことになる。

 永島氏「G大阪がACLとリーグを奪えば、日本サッカー界の意識も変わるかもしれない。ところで今年はW杯ですが、代表組の融合は難しくないですか?」

 西野監督「(5月のW杯)中断までは他の選手で踏ん張るぐらいの気持ちが必要。大事な戦力だが、オールスター戦じゃないから行き当たりばったりは良くない。代表組の意識だって、W杯に向くものだと思う。私が両方を追いかけて、アップアップはしたくない」

 永島氏「国内のライバルチームはどのあたり?」

 西野監督「『日本のチェルシー』とも言える赤いチーム(浦和)…。それが筆頭かな。去年はACLで疲労した横浜も地力がある。中位でもC大阪、川崎Fは「継続」の力を感じる。ウチは出足に不安なところがあるので、ACLでガタガタに崩されかねないな」

 永島氏「昨季のG大阪はサッカーの良さ、おもしろさが詰まっていた。今年もぜひ続けてほしいですね」

 西野監督「選手も『本当のプロフットボール』を感じてくれたと思う。人が変わってもスペクタクルなものをつくり上げていきたい」

[2006/2/14/09:30 紙面から]

写真=永島氏(右)と笑顔で対談するG大阪の西野監督



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