【G大阪】ACLで「アウエーの洗礼」
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するG大阪が、早くも「アウエーの洗礼」を受けた。7日、ACLグループリーグ全北現代戦(8日)で韓国へ出発するG大阪は6日、大阪・吹田市内で練習を行った。しかし出発前日の時点で、いまだ公式練習の時間も決まらず、相手の分析ビデオも届かずに現地で調達する状態。世界一を決めるクラブW杯へつながるアジア制覇への第一歩は、厳しいアウエーの壁を乗り越えることから始まる。
世界進出を目指すG大阪に、いきなりアウエーの壁が立ちはだかった。G大阪は7日、全北とのACL開幕戦に向けて韓国へ出発するが、克服しなければならない敵はピッチの上だけではなかった。
冷たい雨の中で調整練習した6日、西野監督は選手にアウエーの過酷さを予告した。「ACLはJリーグとは違う感覚の試合だということを予測してほしい。国内では感じないアウエーで、やりにくさ、ストレス、プレッシャーがあるんだ」。洗礼は覚悟のうえだが、出発前から早くも逆境がみえてきた。
<1> 予定は未定 チームは仁川空港から約3時間のバス移動後に全州W杯スタジアムで公式練習を行う。G大阪側は試合開始に合わせた午後7時を要望したが受け入れられなかった。しかも練習時間の決定は現地到着後に判明するという異例の事態となった。
<2> 一夜漬け 全北は4日に韓国スーパー杯で蔚山と今季初戦を行い0−1で敗戦。その試合ビデオの入手が6日までに間に合わず、現地で受け取ることになった。「未知のチーム」と西野監督。GK藤ケ谷も「どういう選手がいるとか(情報が)あるとないのとでは違う」と嘆く。一夜漬けの、ほぼぶっつけ状態で臨まなければならない。
FWマグノ・アウベスは02年から2年間、全北でプレーした経験がある。「当たりは厳しいよ。サポーターも日本とやるときは、感情的にチームを超えた激しさがある」と忠告した。全北が用意したホテルは全州で3つしかないうちで2番目のクラス。食事も日本人好みにリクエストしているが、それもフタを開けて見なければわからない。
そんな手探り状態を突破しなければアジアを制することはできない。「楽しみですね。上まで行けば、さらに高いレベルで戦える」とMF遠藤。世界を目指して進む「いばらの道」。G大阪の新たな戦いが、いよいよ始まる。【西尾雅治】
[2006/3/7/10:48 紙面から]
写真=ACL開幕・全北戦に向けて意気込むG大阪西野監督
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