【G大阪】DF宮本に“控え宣告”
日本代表DF宮本恒靖(29)が、所属チームのG大阪で“控え通告”を受けていたことが9日、分かった。西野朗監督(50)がこの日、明らかにしたもので、今季から本格導入を目指す4バックの場合は控えになることを通達したという。現状のままでは、宮本の出場機会減少は必至。W杯を3カ月後に控え、ジーコ・ジャパンのDFラインを支える日本代表のキャプテンが、実戦から遠ざかるという異常事態となった。
宮本は控え−。西野監督の口から衝撃的な言葉が飛び出した。「新しいシステムにチャレンジして(メンバーを)動かせない中で、今はバックアップにいてくれ」−。4日のJリーグ開幕浦和戦前、宮本にそう通告したという。
G大阪は2月25日、今季最初の公式戦ゼロックス・スーパー杯浦和戦の途中からDF加地の投入を機に、従来の3バックから4バックに変更。西野監督は開幕の浦和戦以降も4バックで臨んだ。「3試合やって、これだけやれば、もっとよくなる。当分、考えていきたい」と継続する方針で、指揮官が宮本の適正を「3バックの中央がベスト」と判断する以上、日本代表キャプテンが先発ピッチに立つには4バックでレギュラーを奪うか、3バック変更時しか道はなくなった。
G大阪はACL全北現代戦から一夜明けたこの日、韓国・全州から約9時間の移動後にナイター練習を行った。若手中心の控え選手の中で調整した宮本は「監督の意向なんで…。とやかく言っても始まらない。練習をやっていくしかない。語ることもない」。出場機会の減少ともなれば、日本代表にも影響を及ぼしかねないが、淡々と話した。
皮肉にも全北戦は宮本を投入して3バック変更後に2失点して逆転負け。今季公式戦初出場は、つらい結果が残った。「(流れに入るのが)難しかったけど、それでも守らないといけない」と宮本。西野監督は3カ月後のW杯を見据え、宮本のコンディションにも配慮するが「個人的なことよりチームを優先しなきゃいけない」と言い切る。ジーコジャパンのリーダーが最大の窮地に立たされた。【西尾雅治】
[2006/3/10/09:19 紙面から]
写真=ACL初戦を終え帰国するG大阪の宮本、笑顔で移動も心中は複雑?
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