【広島】最強2トップで勝ち点/J1
<J1:大分1−1広島>◇第2節◇12日◇九石ド
最強2トップが敗色濃厚のサンフレを救った。サンフレッチェ広島は12日、九州石油ドームで大分と戦い1−1で引き分けた。1点をリードされた後半ロスタイム、FW佐藤寿人(24)が相手DF2人に囲まれながらもゴール前で粘りラストパス。FWウェズレイ(33)が押し込み、同点に持ち込んだ。今季初の勝ち点獲得に貢献も「勝たないといけない試合だった。次節は勝つ」と声をそろえた。
寿人はウェズレイを大声で呼んだ。ボールを持ってセンターサークル付近に走り出したが、ゴールを決めたウェズレイはサポーターの前でお得意の弓を引くポーズを披露。寿人は「パフォーマンスより勝ち点3が欲しい」とばかりに両手で猛犬を呼び、残りの時間もピッチを走り続けた。「自分たちの目標は勝ち点3をとること。みんなが一つになってゴールを目指すために、ウェズレイを呼んだ」と話した。
執念の同点ゴールだった。1点をリードされた後半ロスタイム、戸田からのロングパスを受けたウェズレイがワンタッチで寿人にパス。寿人はDF2人を背負いながら、ゴールへ向かった。態勢を崩しながらもゴール中央で待つウェズレイへパス。ウェズレイが豪快に蹴り込みゴールネットを揺らした。「寿人を信じて、ゴール前に走ったんだ。彼を信じた結果がゴールに結びついた」と猛犬も胸を張った。
それでも、喜んでばかりはいられない。新外国人オズマールがまだフィットしていない大分相手に攻めあぐねた。相手のクロスがそのままゴールになるという不運で先制点を献上したが、それ以上に攻撃面でパスの精度など課題を残したのも確か。最強2トップにも悔しさが募った。「我々は大分まで勝ちにきたんだ。勝てなかったら、やはり悔しいんだ」とウェズレイは言った。
寿人はこの日が24歳の誕生日。人生初のバースデーアシストを決めたが「やはり得点を決めないといけなかった。勝ち切れずに悔しい」と唇をかんだ。ウェズレイは開幕から2戦3発といきなりエンジン全開だ。「マークが厳しかった? この程度は何ともないよ。次は絶対勝ってみせるさ」と次を見据えた。次節は18日にホームでレッズ戦。小野、ワシントンら大量補強したビッグクラブ相手に最強2トップが立ち向かう。【奈島宏樹】
[2006/3/13/09:50 紙面から]
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