【G大阪】6発!ダービー快勝!/J1
<J1:G大阪6−1C大阪>◇第2節◇12日◇長居
これが06年版G大阪の破壊力だ! 今季初の大阪ダービーでG大阪が、J初の助っ人コンビによる「ハットトリック競演」でC大阪を6−1と粉砕した。後半20分にFWフェルナンジーニョ(25)がまずプロ初の1試合3発を決めると、FWマグノ・アウベス(30)も後半36分から5分間でハットトリックを達成。昨季王者が今季初勝利を、ド派手に飾った。リーグ戦の大阪ダービーは、G大阪の6連勝となった。
やりたい放題のゴールラッシュだった。アウエーの長居を、G大阪が完全制圧した。フェルナンジーニョが叫び、マグノ・アウベスがほえる。助っ人コンビがハットトリックそろい踏みの大ハッスルだ。リーグ3度目の記録も、助っ人勢による快挙は史上初。昨年最後まで優勝を争ったライバルC大阪を6−1と、たたきのめした。
幕開けは前半2分。フェルナンジーニョの個人技からだった。右サイドから得意のドリブルでDFをかわして右足シュート。同点の後半15分に勝ち越し弾、20分には、こぼれ球に突っ込んで「プロになって初めて」のハットを完成させた。
西野監督の「言葉攻め」が効いた。昨季計49得点の大黒、アラウージョのコンビが抜け、今季からポジション転向。ことあるごとにFWを意識させられた。「お前だけじゃない。みんな昨年から役割は変わっているんだ」。MFで昨年のベストイレブンを受賞したプライドもある。試合後も「自分はFWじゃない」と言い張ったが「監督の要望を受けて自分の特徴を生かしたプレーをした。最高の結果」と胸を張った。
「やきもちを妬いたよ」。今季加入のマグノ・アウベスも弟分の3発に刺激された。前日11日にブラジルから来日したダニエレ夫人(23)と3人の息子がスタンドで応援。「幸運と一緒にきてくれた。パワーアップしたよ」。後半36分にフェルの技ありパスからリーグ戦今季初ゴールを決めると、わずか5分で来日3年目でJ初となるハットトリック完成。実は西野監督に約束していた。前日練習後、宿舎移動するチームとは別行動で、家族の出迎えを許可してくれた。その指揮官に前夜「感謝の言葉だけでは足りない。ゴールします」と誓っていた。
大黒、アラ様が抜けた不安は、新2トップの爆発で吹き飛ばした。4日前には往復18時間かけて韓国・全州でアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を戦ったばかりだが、理想とする速いパスサッカーがC大阪を粉砕。西野監督を「ハンディを感じなく圧倒できた。これでチーム力を確信した。ACLも落とすことはないと思う」と言わしめるほどの快勝だった。アジア制覇とJ連覇。大いなる野望に向かってG大阪が加速していく。【西尾雅治】
[2006/3/13/09:53 紙面から]
写真=後半、ゴール前でボールを押し込み2得点目をあげたG大阪FWフェルナンジーニョ(左)は駆け寄ったFWマグノ・アウベスに抱き上げられる
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