【京都】劇的勝ち点1/J1
<J1:磐田1−1京都>◇第3節◇18日◇ヤマハ
京都が、劇的なロスタイム弾で昇格初勝ち点をもぎとった。アウエーの磐田戦。0−1で突入した後半ロスタイムにFWパウリーニョ(23)が右足で決めた。昨季J2得点王の開幕3試合連続ゴールで、03年11月8日市原(現千葉)戦以来2年4カ月ぶりとなるJ1での勝ち点1を手にした。開幕2戦で合計11失点のチームが、エースのひとけりで息を吹き返した。
パウリーニョが最後の最後まで狙っていた。ロスタイム表示の3分を過ぎたラストチャンス。「時間がないので放り込んだ」というMF斉藤が、左足で強引にクロスを上げた。FW林の胸トラップでボールはゴール方向に流れる。そこに鋭い加速で抜け出し、豪快な右足ボレーを決めた。日本代表GK川口が1歩も動けない。絶叫しながら柱谷監督に駆け寄るエース。昨季の昇格時のような歓喜が爆発した。
「みんなが1つになれる場所だからベンチまで走っていったよ。常にアグレッシブにやればチャンスは絶対あると思っていた」。
エースの一発が、自信喪失気味のチームも救った。開幕2連敗。合計11失点。ともに開始3分以内に先制点を許した。ある選手は「ミスしたら周囲が『何やってんだ!』と文句を言ったりして雰囲気が悪くなっている。励ましが必要なのに…」。危険なムードが漂う中での初勝ち点に、FW田原は「勝ちに等しいドロー」と喜んだ。
課題の守備も踏ん張った。柱谷監督は「とにかく最初の5分だけ我慢しよう」と選手を送り出した。体を張って、1失点に抑えた。最後はFWアレモンと林を投入して同点。采配ズバリの指揮官は「この形が1番理想的。今日のようなゲームをすれば勝ちゲームの流れも作れる」。昨季J2では30勝中16勝が1点差勝ち。堅守から接戦に持ち込むのが“京都スタイル”だ。昨季J2史上初の開幕5戦連発を決めたパウ様も「J2でもJ1でも変わらない」。次は21日のホーム広島戦で今季初白星だ。【益田一弘】
[2006/3/19/09:34 紙面から]
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