3ポイントシュートをサク裂!大阪の「宝」
<注目選手:城宝匡史>
大阪エヴェッサに今や欠かせない選手が、SG城宝匡史(23)だ。ドラフト外入団ながら、開幕から先発に完全定着。自慢の3ポイントシュートをサク裂させる一方で、確実に守備の仕事もこなす。大阪の「宝」から目が離せない。
大阪色を全面に打ち出すエヴェッサにあって、北海道生まれの城宝の存在は逆に際だっている。貴公子を思わせるルックス。コートに立てば、激しいプレーで視線を奪う。大阪のコテコテなイメージとはどこか違う。間違いないのは、確実にスターの資質を備えていること。名前に「宝」が含まれているのも縁起がいい。開幕直後、日刊スポーツの紙面では「大阪の宝」と紹介されたことがある。
「自分では開幕から十数試合の結果に、満足はしていない。1番の不満は、もっと自分は点が取れているはず。チーム内では日本人最高(得点や出場時間)とかじゃなく、外国人を含めて1番を目指しています」。
城宝は今季、これまで経験の少ないPGで先発に定着。ディフェンスで相手ボールを果敢にカットするなど、地味ながら重要な仕事をこなす。しかし、最大の特長は3ポイントシュートの正確性。「すべての仕事に信頼できる」と天日ヘッド。「あの軸がぶれないフォームは天性のもの」とは比嘉アシスタントコーチ。この埼玉戦でも、城宝の3ポイントがシュート態勢に入れば注視してほしい。
「3ポイントは、マット(ロティック)と成功率で競り合いたい。彼は練習から本気で、常に100%の姿勢なんです。僕自身、体調は決して万全ではなく、シュートタッチが悪い試合も多い。それを克服して、結果を出したい」。
日々の練習後、城宝は黙々と3ポイントのシュート練習をこなす。天日ヘッドからのノルマは「練習でも8割の成功率」。本人いわく「練習では実際に7割程度、よくて8割」が多いという。試合では好不調の波はあるが、平均すれば3〜4本は成功させる。「もっと成功させたい」という発言は、チームの勝利により直結する要素だからだろう。
実家は北海道江別市。この年末年始は里帰りし、母校大麻高で自主トレを行った。城宝が在学当時、北海道立校では初の全国インターハイ出場に導いた。しかも98年の1年時から3年連続の記録つき。北海道選抜入りを果たし、カナダ・アルバータ州選抜と対戦するなど、当時から将来を期待された。実際にプロ選手となり、今回、凱旋した。
「北海道は寒かったですよ。大阪はまだマシでしたね(苦笑)。後半戦ですか? 優勝には、これからが大切。新潟は守備が1番いいし、仙台は高さがあって堅実なチーム。自分としてはプロとして体をケアし、観客に魅力あるプレーを提供し続けたい」。大阪の宝がさらに輝けば、初代王者の栄冠は自然に近づく。
写真=確実に守備の仕事もこなす。大阪の“宝”城宝匡史
|