陽気で穏やかな性格、エヴェッサの“太陽”
<注目選手:デイビッド・パルマー> F(フォワード)のデイビッド・パルマー(24)が日本で覚醒している。アウトサイド、インサイドのシュートでゴールを重ね、常に1試合に20得点前後を稼ぐ。
この安定感こそがチームを首位戦線に導く源なのだ。周囲からさらに信頼を受け、リーグ後半戦も働き続ける。
在籍する外国籍選手の中で、最も陽気で穏やかな性格かもしれない。彼を何かに例えれば、真っ先に「太陽」という言葉が思い浮かぶ。デイビッド・パルマーは、それほどエヴェッサに明るい空気を送り込んでくれる。
生まれは米国カリフォルニア州ユバ。本人は「田舎町だから幼少の頃からスポーツばかり。ずっと走り回っていた」という。生まれ育った環境からか、天性の明るさなのか、昨年9月に初来日以来、大阪という街に完全に溶け込む。
初来日から1週間後、大阪城公園に出かけた行動派。自宅では手料理で、エヴェッサの日本人スタッフを招待したこともある。スープ料理が得意という器用な腕前。
「僕は大阪という街が大好きになった。活気があって、いろんなことが起こる街。そして日本が大好き。ずっとプレーしたいと思っているんだ」。
パルマーの性格紹介になってしまったが、それほど親日家で笑顔を絶やさない。会場で直接対面したブースターなら理解いただけると思う。
プレーでも根底に流れる部分は同じ。真っ向からゴールに向かい、1試合で20点前後を生む。201センチ、97キロの身体能力を武器に、アウトサイド、インサイドを問わずにシュートを放つ。ワシントン、ロティックほど目立たないが、好不調の波が少ない。
「僕は一生懸命に戦っているだけ。まあ、いろんな経験を積んできたのは事実で、例えば昨シーズン1年はチェコリーグに所属した。大きな選手が比較的緩やかなスピードで戦う。日本は体のサイズこそ小さいけど、素早い展開が持ち味。どちらも勉強になる。僕だって試合によってはシュートの調子が悪いときもあるけど、エヴェッサはチーム全体が機能しているから助けられたりするんだ」。
昨年12月4日の東京戦で右肩を脱臼して6試合欠場した。復帰した1月14日大分戦以後は、リーグ開幕直後よりも安定感を増している。外から試合を見ることで、客観的な視点も養えたのだろう。
「彼は日本人が見習うべきスコアラー。オフェンス能力が魅力で、リバウンドも絡める。ウチには背の高いシューターが欲しかったけど、まさに理想的な選手でした」とは天日ヘッドコーチ。信頼感は試合を重ねるごとに増す。
米国、チェコリーグを経て、bjリーグという相性抜群の環境と巡り会ったパルマー。まだ24歳を迎えたばかり。これほどの順応力があれば、日本でまだまだ大きな花を咲かせていくに違いない。
写真=陽気で穏やかな性格から「太陽」という言葉が連想されるデイビッド・パルマー
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