日本のチャレンジツアー「共同開催」で大きく
日本のプロゴルフは最後の1試合、アジア・ジャパン沖縄オープンで完全にシーズンオフに入ります。この試合はアジアツアーと日本ツアーの共同開催です。欧州ツアーをここ5年間見て来た私にとってこの共同開催には非常に興味を持っています。
この試合に勝てばシード権が他の試合と同じ様に付いて来ますが、これまでアジアの選手が勝ったケースはありません。逆に日本人が勝った場合でも、アジアツアーに出かけて行ったケースもないのです。アジアツアーと欧州ツアーとの共同開催の試合に出ることも可能なのですから張り切って出て行って欲しいと思いますね。
共同開催を得意とする欧州ツアーはスペインでシーズン終了してからわずか2週間後には、中国でHSBCチャンピオンシップを開催し、06年度の開幕戦としています。この試合は世界ランクトップ50と欧州ツアーと共同開催する各ツアー(豪州、アジア、南アフリカ)ツアー優勝者を集めた大会で、今年はタイガーも参戦して来ました。昨年の沖縄オープン優勝の宮里聖志選手も参戦可能でしたが不参戦でした。
この試合の終了後、欧州ツアーはアジア、南アフリカ、中東と世界各地で試合を行い、3月になってやっと地元欧州スペインに戻ります。日本のツアーも他の隣国ともっと試合を増やす為に共同開催はすべきと考えますが、どうなのでしょうか?
共同開催と言えば先週のシニアツアー、LPGA、JGTOの3ツアー選手権、良かったですね。最高に盛り上がりました。言ってみればこれもツアー同士の共同開催ですよね、成功した例として今後もこの形は生きて来るはず。日本のゴルフ活性化に期待出来る手法です。
このコラムでは自分の意見はあまり発言して来ませんでしたが今回は一言。日本ツアーの下には下部ツアーとしてチャレンジツアーがありますが、これが一向に大きくならないどころか試合数も増えません。そして試合形式も2日間大会が主で、これから上のツアーで戦える選手を作るにはあまりにも情けないツアーになっているのです。
ここで提案です。日本には各地域にゴルフ協会あり、プロ協会の支部も存在します。この地域協会の支部同士と日本ツアー機構が共同で下部ツアーを開催できないでしょうか。そうすれば各地区オープンを格上げでき、しかも試合数、試合日数も他国の下部ツアーに勝るとも劣らないものになるのですが。地域の試合から新人を発掘し上の大きなツアーへ押し上げて行くことが共同開催の大きな魅力でもあるのですから。
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◆小山武明(こやま・たけあき)1964年(昭和39年)7月7日、東京都生まれ。中大卒業後の89年、米国フロリダ州オーランドでゴルフ場所属のプロに。カナディアンツアー、北フロリダPGAなどのミニツアーで転戦。01年1月に「The Golf Channel」にコメンテーターとして入社、専属解説者として活躍中。好評のブログアドレスは http://takekoyama.exblog.jp/ 身長177センチ、体重85キロ。米国在住。
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(2005年12月14日付 紙面掲載)
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