同大4強!「日本一狙える」/ラグビー
<ラグビー全国大学選手権:同大35−24慶大>◇準々決勝◇26日◇大阪・長居第2陸上競技場ほか◇準々決勝4試合◇観衆1万1395人(長居)
関西王者の同大が、2年連続で大学ベスト4進出を決めた。最後に大学日本一に立った84年度の決勝戦以来、選手権で20季ぶりに慶大に35−24で勝利。FW戦で劣勢に立たされたが、低いタックルから攻撃の糸口をつかみ猛攻撃へとつなげた。前半だけで30点のリードを奪い、慶大の反撃を振り切った。来年1月2日の準決勝(東京・国立)は昨季、5点差で敗れた早大と雪辱をかけ対決する。昨季、大学王者の関東学院大は9年連続で4強に進出し、法大と対戦する。
再び、国立にたどり着いた。2年連続のベスト4。嬉しさと、興奮とが入り混じった競技場で同大仙波主将が思わず口を滑らせた。「これでワセダに雪辱できる。今まで思っていても怖くて言えなかった。日本一を狙える」。今年4月に新チームが始動して以来、日本一は1度も口にはしなかった。「オレたちはそんなに強くない。勘違いするのが嫌だった」(仙波主将)。20季ぶりの大学王者まであと2勝−。心の奥底にしまい込んだはずの言葉が出るほど、同大は強かった。
勝利は激しいタックルで手繰り寄せた。見せ場は14−5と追い上げられた後の前半32分。ハーフウェーライン付近での慶大の攻撃をCTB平が1発のタックルでボールを奪い返す。連続攻撃からWTB宇薄のトライに結びつけた。前半だけで5トライを加えた。後半の反撃も集中力を切らすことなく耐え切った。
昨季の選手権準決勝、早大戦。試合終了間際、逆転を狙った攻撃は平がゴール直前まで攻め込みながら、あと2メートル届かずノーサイドの笛が鳴った。以来、平はその試合のビデオを見ても最後の場面が近づくとテープを止めた。「今でもあのシーンは見られない。この1年間は頭から離れたことがなかった。やっとあの舞台までたどり着きました」。腰痛で痛み止めの薬を飲んで出場した平は、前半終了間際に強い思いを乗せるようにトライを決めた。
同大は16年もの間、国立での勝利から見放されているが、中尾監督は「ワセダはどっしり構えてくるだろうが、頂点を目指すからには避けられない」とキッパリ。17年ぶりの決勝進出、その先の日本一へ−。古豪同大が最大の敵に立ち向かう。【益子浩一】
[2004/12/27/14:37 紙面から]
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