新星・奈須、金光を1回KO/ボクシング
<プロボクシング西日本新人王決勝戦>◇3日◇大阪府立体育会館第2競技場◇11階級◇観衆800人
フライ級の新星、奈須勇樹(23=グリーンツダ)が、金光佑治(六島)との全勝対決を1回1分56秒KO勝ちで制し、MVPを獲得した。アマ時代は3戦全敗の苦労人は、最終目標の世界王者に向け、東洋太平洋同級王者の亀田にも闘志を燃やした。敢闘賞はスーパーバンタム級の高野愛(27=塚原京都)、技能賞はスーパーフェザー級の武本康樹(20=千里馬神戸)が受賞した。この日の勝者は10月29日の西軍代表決定戦(大阪府立第2)に臨む。
虎の入れ墨の入った奈須の右腕がうなりを上げた。試合開始からわずか15秒後、右フック2発で6戦全勝の金光をマットにはわせた。そして1回1分56秒、右ストレートであごを打ち抜いて試合を終わらせた。「1回で決めるつもりだった」。左右のグローブにキスして両手を突き上げた。
アマ時代は3戦全敗。16歳の時にジムの寮を脱走してボクシングをやめたが、プロへの夢をあきらめられず、5年のブランクを経て復帰した。今は元格闘家の前田日明にも一目を置かれる。先月には東京で行われたWRESTLE−1に招待され、直接「頑張れ」と激励を受けた。奈須は「目標は世界。亀田ともいずれはやりたい」と未来へ抱負を語った。【太田尚樹】
[2005/9/4/10:17 紙面から]
写真=フライ級新人王決勝で金光を1ラウンドKOで下し喜ぶ奈須
|