17歳中西、逆転で初優勝/アマゴルフ
<全日本シングルプレーヤーズゴルフ選手権:全日本大会>◇5日◇兵庫・ABCゴルフ倶楽部(7144ヤード、パー72)◇出場149人(棄権1人)
17歳の中西直人(クラーク記念国際高2年)が5打差を逆転して劇的な初優勝を果たした。7位スタートからベストスコアの70で回り、通算イーブンパーの144。「世界一」という夢に向け、大きなステップを踏み出した。優勝した中西には「マンシングウェアオープンKSBカップ2006」(来年5月18日から4日間、岡山・東児が丘マリンヒルズGC)への出場権が、17位タイまでの上位24選手には来年度の日刊シングルプレーヤーズ選手権各地区大会決勝のシード権が与えられた。この大会の模様は12月初旬にCS放送「ザ・ゴルフ・チャンネル」で放映される。
最終18番ロングで、勝利の女神がほほ笑んだ。中西は1メートルのバーディーパットを沈め、右手でガッツポーズ。初日から首位を独走していた早乙女をついに逆転した。その数分後。「パシッ」。最終組の早乙女の第2打が、木の枝にヒット。打球は勢いを失い、グリーン手前の池へ落ちた。早乙女のボギーで中西の優勝が確定した。「全日本の大会を勝つのは初めて。うれしい」。耳まで真っ赤に染めて喜びに浸った。
1年間の成長を見せつけた。昨年は初日に首位タイに立つも、最終日に失速して4位。この1年は飛距離アップを目指して筋トレに励み、ドライバーは昨年から20ヤード伸びて300ヤードに達した。この日も飛距離を生かして4バーディーを奪い、7位から5打差を逆転した。
将来の目標はズバリ「世界一です」。兄雅樹さん(21)は昨年末まで米国で2年半武者修行し、今年プロ宣言。日本ツアーQTの1次・2次をいずれもトップで通過した。中西自身も過去3度米国の大会に挑戦。すでに世界を見据えている。「出る試合全部に勝ちたい。インターハイに、日本ジュニアに、日本アマも…」。欲張りな17歳が、夢への確かな一歩を刻んだ。【太田尚樹】
主催 日刊スポーツ新聞社
後援 文部科学省、日本ゴルフ協会
協賛 SRIスポーツ
協力 ABCゴルフ倶楽部、ザ・ゴルフ・チャンネル、ジェット&スポーツ、カルピス
[2005/10/6/11:28 紙面から]
写真=優勝カップを手に笑顔を見せる中西直人
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