松下電工6年連続V!/アメフト
<Xリーグ西地区:松下電工3−0アサヒ飲料>◇5日◇長居球技場◇観衆1793人◇日刊スポーツ新聞社主催
松下電工が激闘を制して6年連続8回目の優勝を飾った。アサヒ飲料と壮絶な「防御戦」で第3Qを終え0−0。4QにQB高田鉄男(24=立命)が、スクランブルから37ヤード激走のビッグプレーで流れをつかむと、同9分59秒、キッカー太田雅宏(30)が29ヤードのFGを決め、3−0で逃げ切った。20日からのファイナル6で連覇を狙う。最下位の神戸は入れ替え戦に回る。
野性的な本能が覚醒した。4Q8分過ぎ、松下電工自陣25ヤード付近から第3ダウンの攻撃。アサヒ飲料の気迫に満ちた守備網を崩せず、オフェンスはあえいでいた。そんな重い空気を振り払ったのが、QB高田の激走だった。パスの構えからスクランブル。襲い掛かる相手DFをピョーンと跳び越え、一気に敵陣38ヤードまで進んだ。得点にこそつながらなかったが引き寄せた流れから、決勝FGが生まれた。
「すごかったですね。ボクもビックリしましたよ。あのプレーは大きかった。もたついていたところ、一気に流れが来たから」
辛口の村上監督もホメざるをえなかった。高い身体能力があるからこそのプレー。立命で2年連続日本一に輝いた高田の本領発揮だった。「前半にロングパスを失敗して、どっかで取り返したかった」。前節アズワン戦で初先発も社会人の洗礼を浴びた。しかし、そこから2週間。「電工カラーに徐々に慣れつつあります」。1年半のブランクは消え去った。
この日はプレーごとに高橋幸と高田を併用する作戦だった。だがファイナル6に向けて村上監督は「どっちが抜け出たら決めたい」と言った。その中で高田に寄せる期待は大きい。「素材的にはすごい」。松下電工の連覇は、新人高田がカギを握る。【実藤健一】
[2005/11/6/09:51 紙面から]
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