童夢はサムライ!ちょんまげ姿で開会式
スノーボード男子ハーフパイプ代表が「大和魂」で12日の本番に挑む。トリノ五輪は10日、開会式を行い、17日間にわたる祭典がスタートした。同種目の成田童夢(20=キスマーク)は髪をちょんまげに結う“サムライ・スタイル”で登場。メダル候補の国母和宏(18)中井孝治(21)村上史行(20)は、8日に他界した前代表コーチの千葉晴久氏(享年54)に捧げる健闘を誓った。
「でっかい花火を打ち上げて、日本選手団を勢いづかせます」。そう話していた成田が、開会式のフィナーレを飾る連発花火を興奮した顔で見上げた。髪形はメダル争いの強敵、米国のホワイトが「ドームはサムライ!」と喜んだちょんまげスタイル。ほかの外国人選手にも大受けだった。
今季W杯の表彰台ラッシュで、ハーフパイプ陣は日本選手団の中心だ。男子代表はバルドネッキアの選手村から車で約2時間かけて開会式に参加。最終調整で回避する選手が多い中、入場行進した。「日本男児の心意気を見せます」と宣言した成田も「最高です」と気持ちを高ぶらせた。
エース国母も、中井、村上と笑顔で行進した。3人は札幌・真駒内スキー場を拠点にする国内トップの幼なじみでつくったチーム「7人の侍」の代表でもある。中井は採点に泣き、5位に終わったソルトーレークシティー五輪の雪辱を誓う。その前回五輪でコーチを務めてくれた元五輪アルペン代表の千葉さんが他界。かかとの故障を抱えるが、前回の悔しさを晴らしてメダルをささげる。
開会式翌日の11日には気持ちを切り替え練習に臨み士気も高まってきた。「大和魂」を誓う4人でメダルどりに挑む。04年アテネ五輪に続く日本選手団の上昇ムードは、エース種目となったハーフパイプ陣にかかっている。【佐藤智徳】
[2006/2/12/17:55 紙面から]
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