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大毅が破格の入場出演、五条大橋作らせた

 「浪速の弁慶」亀田大毅(17=協栄)が弁慶伝説の橋を渡るド派手入場でデビューする。今日26日、パシフィコ横浜でプロ初陣となるサマート・シットサイトン(20=タイ)とのスーパーフライ級6回戦に臨む。中継するTBSでは弁慶にちなんで京都の五条大橋をイメージした橋を数百万円かけて製作。入場花道に設置する演出を用意した。また大毅は25日、都内で前日計量に臨み、52・1キロのリミットでパス。サマートにメンチを切って圧倒してみせた。

 入場の演出を聞かれ、大毅が自信満々に予告した。「ホンマにびっくりすると思うで!」。入場時には自らデザインしたニックネームの弁慶が刺しゅうされたガウンを着用。先頭に立つトレーナーの父史郎氏の肩に両手をのせて入場する。その後ろには同じく肩に両手をのせて兄興毅、弟和毅が続く。家族のつながりを示す「亀田トレイン」の進む先には、何と弁慶伝説を残す五条大橋が架かる演出が準備されていた。

 会場はパシフィコ横浜、中継は全国14局ネットという破格デビューを盛り上げるため、中継するTBSが企画した。数百万円かけて約5メートルの橋を設計、製作していた。橋は朱色、柱の頂点部分は金色に彩られる。入場口には平安風の門も設置されるなど趣向を凝らした演出だ。五条大橋には刀狩りをしていた弁慶が牛若丸に出会って負けた伝説が残るが、TBS関係者は「現代の弁慶は五条大橋を歩いて勝つという意味を込めた」と説明する。

 兄興毅と同様、プロ初陣を前に大毅も「初メンチ」を披露した。前日計量で対戦相手と対面し、約30秒間、亀田家流のメンチ切りで勢いに乗った。にらまれて苦笑いするサマートを完全に見下して「あんなもんや。普通の人間やな。人間ではオレには勝たれへん」と豪語した。18日のスパーリング打ち上げ後は報道陣の前には姿をみせず、1週間の秘密特訓を積んだ。父史郎氏は「初めての試合だし、集中させたかった」と明かす。大毅は「この1週間で人間が野獣になった」と宣言した。

 兄興毅のデビュー戦KO記録となる1回44秒以内のKOタイムを狙う目標に変更はない。「今回は約束を守る。やるだけ。いくしかない。誰も見たことのないことを起こす」。入場時に五条大橋を渡るド派手デビューの「浪速の弁慶」は有言実行で白星発進する手応えを口にしていた。

[2006/2/26/09:58 紙面から]



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