さくら2打差!逆転V圏/女子ゴルフ
<女子ゴルフ:ダイキンオーキッドレディス>◇2日目◇4日◇沖縄・琉球GC(6376ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)◇観客6540人
横峯さくら(20=サニーヘルス)が首位と2打差の逆転V圏内に浮上した。この日は終盤15番から4ホールで3バーディーを奪う猛チャージで68をマーク。通算4アンダーの4位で最終日を迎える。逆転Vなら、通算40試合で生涯獲得賞金が1億円を突破。宮里藍(20)の27試合目に次ぐ、史上2番目のスピード記録になる。首位は通算6アンダーで大山志保(28)と呂雅恵(30=台湾)が並んでいる。
さくら前線が、一気に上昇気流に乗った。最終18番ロング。2メートル残ったバーディーパットのラインを横峯父娘が慎重に読む。「右カップ内側でいいがね」とささやく良郎氏の指示通り、横峯は軽いフックラインを沈めた。「今日はパットがよく入ってくれました。入れようというんじゃなくて、思ったところに打とうと集中できた」。通算4アンダーは首位と2打差。名物親子が力を合わせ、開幕戦Vを射程に捕らえた。
初日は娘の未熟さに怒声を発した父だが、この日は一転してほめ称えた。「今年はだいぶ成長してる。パターもアプローチも、うまくなった。頭も使ってるしな」。15番ではグリーン手前から残り15ヤードをチップイン。16番でも3メートルのスライスラインを決めた。昨年の最終日にグリーン奥に打ち込み痛恨のダブルボギーで涙した18番も、手前からセオリー通りに攻略。「18番の2打目? 5番ウッドじゃなくユーティリティー4番で手前から行こうと思った。自分の意見です」と横峯。小技に加え、冴えたコースマネジメントにも胸を張った。
「1億」の大台突破も見えた。現在、横峯の生涯獲得賞金は8669万4600円。今大会の優勝賞金1440万円を加算すれば、一気にクリアできる。40試合目、20歳2カ月での達成なら、同学年のライバル宮里の27試合目、19歳4カ月に次ぐ史上2位のスピード記録。「1億円? そうけ。休みか車か、何かボーナスを考えんとな」。プレーに集中する娘に代わり、父良郎氏が笑顔で空想した。
「明日は3つか4つくらい伸ばしたい。追いかける方が楽ですよね」と横峯が追撃に意欲を示せば、良郎氏も「明日はもっといいぞ。落ち着いているからな。優勝スコア? 9アンダーだ。67を出せばいいのよ」と豪快に逆転宣言。沖縄で膨らんだつぼみを、一気に咲かせる。【木村有三】
[2006/3/5/11:08 紙面から]
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