今岡“食事会プラン”辻本へサポート宣言
こりゃ異例だ。虎のチームリーダーが辻本を食事に連れ出す。阪神今岡誠内野手(30)が11月30日、仮契約した辻本賢人投手(15=マタデーハイスクール)との「お食事プラン」を明かした。今岡はプレーで示すタイプの選手会長で、グラウンド外でのサポートを公言するのは極めて異例。ちなみにこの2人、年齢差はちょうど倍。辻本については、すでに球団が取材禁止令を出し配慮しているが、現場では今岡がプロのイロハを伝授する。
ドラフト指名から連日、注目を浴び続ける辻本を、今岡が気遣った。「1回も顔を見たことがないんだよ。『メシでも食って、ゆっくり話そう』と初めに会った時に言おうと思ってる」。
2人がテーブルを共にする場面を想像してみよう。むろん、お酒は飲めない。立場は昨年首位打者に輝いた選手会長と、ドラフト下位指名のルーキー。年齢も30歳と15歳だ。どの条件を当てはめても珍しい組み合わせだ。
今岡の15歳時は、PL学園の1年で球拾いや草むしりなど「下積み時代を過ごしていた。自身と重ね合わせ、辻本のスケールの大きさを感じた。公式ホームページには「信じられませんね。大したもんです。当時の自分と比較してもありえないって感じです」とも綴っている。
昨オフに選手会長に就任以来、ナインには“大人の対応”で接してきた。「やるべきことはみんな分かっている。僕はプレーで引っ張りたい」と方針を説明。そのため、食事会を開催することも少なかった。そんな“個人主義”のスタンスを取ってきたチームリーダーが率先して、注目の新人をサポート。そこに辻本の注目度の高さがある。メジを食いながらプロの心得を伝授。ポジションこそ違うが、辻本が今岡から得るものも大きいはずだ。
11月28日には球団が、辻本への取材を禁止。岡田監督の指示を受けた「辻本ガード」だった。さらに、この日の今岡のサポート宣言。プロ第一歩を踏み出したばかりの辻本にとって、何とも心強い援軍だ。【酒井俊作】
[2004/12/1/09:52 紙面から]
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