今岡復活 「5番DH」で納得1安打
<オープン戦:巨人6−5阪神>◇16日◇東京ドーム
今岡、復活! 右ひざ故障のため、別メニュー調整中だった阪神今岡誠内野手(30)が16日、オープン戦対巨人戦(東京ドーム)に「5番DH」で先発出場。復活を印象づける左前打を放ち、巨人の2年目、内海哲也投手(22=東京ガス)攻略の足掛かりを築いた。2月26日のオリックス戦(安芸)以来、18日ぶりの実戦でも存在感は十分。故障離脱している矢野を除けば“ベストメンバー”が出揃った。
「志願の第3打席」の初球で結果を出した。6点を追う6回無死一、二塁。巨人内海の初球ストレートに今岡のバットが反応した。伸びやかなフォロースルーからライナーを左前に弾き返した。“大好物”の初球打ちで健在をアピール。オープン戦初戦の2月26日・オリックス戦以来、18日ぶりの実戦であることすら、感じさせない。
「早く1本、いいイメージで行きたかった。そういう意味では良かったね」。
満塁機を築き、猛攻撃につないだ。この回、5点を奪取。内海を打ちあぐねていた打線が、ようやく名刺代わりの強烈パンチをお見舞いした。シーズンでは、「点取り屋」を期待されているが、この日はつなぎ役で、内海KO劇に貢献した。
岡田監督もリーダーの調整に計らいを見せた。「2打席で代えようと思ったけど、もう1打席見たいというので行かせた」。
5日朝。昨季も違和感を訴えたことがある右ひざが腫れた。大阪市内の病院の診断は「右ひざ膝蓋じん帯炎」。実戦復帰まで1〜2週間を要する見通しだった。調整遅れが懸念されたが、必死でリハビリに励んだ。打撃の軸足である右足の故障だったため、細心の注意を払った。屋外での練習を再開してからも、電気治療は欠かさなかった。
今岡が例年、オープン戦の時期に調子を図るバロメーターがある。直球をしっかり弾き返せるか−。この日、痛打した内海の球は速球だ。
「イメージを大事にしているからね。その中でヒットが1本出て、良かったよ」。
納得の1打を放ち、完全復活へステージは上昇する。「早く打って守るというリズムを作って、チームに貢献できたらね」。試合前練習では三塁でシートノックも受けた。実戦でホットコーナーに戻ったときが完全復活。これで指揮官の打線構想にも計算が立った。「あとは矢野だけやな」。要の捕手が戻ると、05年版猛虎打線が完成する。【酒井俊作】
[2005/3/17/09:33 紙面から]
写真=6回表無死一、二塁、今岡はチャンスを広げる左前打を放つ
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